A:　ホームステイ以外に学生寮、アパート、シャアハウスなどがあります。 大学付属の語学学校の場合は学生寮に入れます。学生同士が仲良くなりやすく通学に便利ですが、生活の範囲が校内に限られるため、郊外の土地勘がつきにくかったり、学校を変えたり退学した場合に退寮しなければなりません。私立の語学学校で寮をもっているところはほとんどありません。

アパートは地域により留学生でもアパート契約が取り易いところとそうでないところがあり、取り易い地域では学生同士でアパート契約を引き継ぎすることも認めてくれます。バンクーバーのダウンタウンでは契約は通常6ヵ月以上ですが、6ヵ月未満で退去する場合でも、引き継ぐ人を見つけた場合は保証金を戻してくれる場合もあります。アパートは自由に暮らせますが、家賃以外に光熱費やTVのケーブル代などが必要になるため費用が高くなります。アパートを学生同士でシェアすることも多く、この場合はホームステイとほぼ同じ額で生活できる場合もあります。

一軒家を借りて学生同士が共同生活する例も多く見られます。都心から離れた住宅地が多く、日本人同士でシェアする人が多いですが、カナダ人や他の国からの留学生とシャアしている人もいます。キッチンやバスルームもシャアなので混みあうこともありますが、ルールを守って生活できる人には便利な滞在方法と言えるでしょう。

A:　カナダの公立高校に編入または入学する場合、現在通われている学校での成績と生活態度が審査されます。大きな問題がない限り入学は可能で入学試験は特にありません。出願に必要な書類は、過去3年間の成績表ですが、学校区により提出書類は多少異なります。

なお、お二人の場合は未成年（19才以下または州によっては18才以下）留学となりますので、もしご両親かご両親のどちらかが同行されない場合は、後見人（ご両親に代わってお世話をする人）を見つけなければなりません。後見人は、現地の事情に詳しく、英語のできる方でないと後々問題が起きた場合に困りますので、十分に考慮してお探しください。

費用は、年間授業料が12000ドル（約130万円）から15000ドル（約160万円）で、他に生活費として年間12000ドルぐらいかかります

留学前の準備ですが、まず英語学習に力を入れましょう。また、留学先の地域や、カナダの文化やマナーについて調べておくことも大切です。高校留学の場合は、ご両親の理解と協力がとても重要ですので、一緒に調べたり、できれば留学前に一度留学先を訪問されると良いでしょう。夏休みや冬休みを利用して、短期留学（２週間から）をしてみるのも良いと思います。

入学申請は必要書類を揃えて留学先地域の教育委員会に提出します。公立高校に入学する場合、地区別に教育委員会が管理していますので、学校に直接申し込むことはできません。入学許可が下りたら授業料を教育委員会に振り込みます。入金が確認されたら入学許可書発行となり、留学生ご本人に郵送されます。入学許可書が届いたら、学生ビザの申請を東京のカナダ大使館で行います。ビザ発行まで1ヵ月はかかりますので、願書提出からビザ取得までの期間は、最低2ヵ月と考えておきましょう。

A:　まず、語学関連の資格取得コースとしては、TESL（英語教師用ESL）や専門分野の英語（例：医療）などがあり、語学学校で行っています。こうしたコースは当然一般ESLコースよりも高い英語力が必要になりますので、最初に数ヶ月ESLを受講し、その後に資格取得コースに入るとよいでしょう。

語学関連以外の一般の資格コースは、カレッジと呼ばれる専門学校で行っています。カレッジには公立と私立があり、規定の英語力は私立の方が多少低くなっています。入学基準については各学校やコースにより異なりますので、事前に細かく調べてください。なお、カレッジの資格取得コースは非常に種類が豊富で、コース期間はほとんどが半年以上。長いものは2年から4年に及びます。

ビザに関してですが、カナダに半年以上留学する場合は就学ビザ（学生ビザ）が必要になります。半年以内の場合は観光として入国しますが、その際にはビザは要りません。なお、観光で入国した後で、カナダ国内で就学ビザに切り替えることもできます。

資格を取得した後に再度ワーキングホリデービザで入国する場合は、カナダで働くことも、学校に行くことも許されているビザですから、取得した資格を利用して就職先を探してはいかがでしょうか（出国前にカナダの就職先を探すことは違法になっていますので、就職活動はカナダ入国後に行ってください）。
ワーキングホリデービザが切れた後で、カナダ国内で再度就学ビザに切り替えることも可能です。またカレッジに入学した場合、就学ビザと同時に就労ビザが下りるコースもあります。