アメリカ 留学体験記

カナダ留学無料カウンセリングワシントン州・クラーク大学   |  アメリカ留学 ワシントン州・バンクーバー市 

会社を辞めてアメリカに賭けました。


今月の写真
梶野 靖之(かじののぶゆき)
愛知県出身−岩手県立不来方高等学校卒業。10年間の社会人生活を経て27歳で渡米。現在はワシントン州・クラーク大学に在籍中。趣味は裏道散策と写真撮影。将来はアメリカ永住が目標なれど、当面は英語の習得が目標。
ブログアドレス 
http://nkajino.exblog.jp/
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私は昨年の2月に会社を辞め、アメリカ生活を送っている現在29歳の留学である。私が通うのはワシントン州・バンクーバー市のクラーク大学。この大学は4年生大学ではなく、コミュニティカレッジと呼ばれる短期大学。私の専攻は語学修得クラスで、通称ENL(English Non-Native Language )と呼ばれている。 一般的に大学へ進学するための準備クラスともいわれている。この大学には多くの特別学科があり、働きながら通う人もいれば、家事の合間に通う主婦の方も多い。通う人たちの幅に、広さと深さがあるのが特徴だ。

アメリカ人との恋
アメリカ留学も間もなく1年半となるが、今回は外国人とのお付き合いについて書いていきたい。アメリカ生活を経験していくなかで、よく「アメリカ人の恋人はできました?」と聞かれることがある。留学先で最も優秀な先生は、その国の恋人だと聞く。日本の英会話学校のCMではないが、「いっぱい聞けていっぱい話せる」事がその理由らしい。アメリカ人の彼氏彼女とお付き合いしている日本人から話を聞くと、24時間予約無しで英会話の授業が出来るのと等しいという。

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ただ、外国人との出会いが必ずしも恋愛に発展することはない。それは日本人同士でも同じことだが、友人知人から恋人になるには越えるべき境界線をまたがなくてはならない。日本人女性の留学生から話を聞くと、英語を優しく教えてくれたアメリカ人男性に恋したケースや、言葉は関係無しに恋心が芽生えたケースもあるという。一概にこうすれば良いという方程式はないが、やはり言葉が男女の距離に与える影響は否めない。

私も留学当初、アメリカ人女性に好意を抱いたことがあったが、未熟な英語が障害となり、結局ご破算となった経験がある。そう考えると、外国人との恋愛は、実に奥深い関係で成り立っている。話が変わるが、私が通う学校では、アメリカ人女性と付き合っている日本人留学生の男性が一人もいない。「容姿に問題があるのでは?」と問われれば、また異なる解釈が必要だが、この1年半を振り返ってみても、外国人との恋愛の成熟率は圧倒的に日本人女性が多い。

本来、日米の恋愛のスタンスはそれぞれに特徴がある。アメリカ人男性は日本人男性に比べ、女性への接し方が自然で親しみやすく、デートもカジュアルに行い、その回数も多いと聞く。レディファーストの精神を常に尊重しているアメリカ人男性の付き合い方なのであろう。反面、日本人男性のデートは回数も少なく、そのデートの1回1回に重みが増して行くという。文化の違いといえばそれで終わってしまうが、デートという、お互いを知り合う情報交換の仕方の違いは、国際恋愛に於いて言葉以上に高い壁としてあるのかも知れない。

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されど、人は千差万別、十人十色というだけあって、日本人男性と結婚したアメリカ人女性の話を聞けば、アメリカ人男性の回数の多いデートに嫌気がさし、少数なれどその回ごとに重みが増す、日本人男性のデートに心を打たれたという話もある。人はそれぞれなのであろう。

世界中の外国人の人たちと親しく接することが多い、多民族・多人種のアメリカでは、学校という小規模な場所でも、日々様々な出会いがある。国籍を超えた人との出会いを成熟させる唯一の方法は、出会いを大事にすることよりも、出会いを大切にすることが大事なのだと知る。

アメリカ人男性と長年連れ添った日本人女性の話を引用すれば、「今は言葉がなくとも、相手の考えは全てわかる。恋は化学反応のように突発的に生まれるものだから」。

外国で男女の恋愛をみると、日本で知る以上に男女にとって大切なものが見えてくるのは確かなのかもしれない。留学で学べる違った一面もまた面白い。

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