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スティーブストンの夕日は必見


渡辺優子
渡辺優子(わたなべゆうこ)
2007年2月から9月までワーキングホリデーでトロントに滞在。その後バンクーバーに移る。
東京下町出身、祭り好き。根っからの食いしん坊。活字がお友達。
幼い頃からの夢はフードライターになる事だが、大学時代、就職氷河期にぶちあたり無難な一般企業を就職先に選んでしまい、その後パン屋アルバイト、フランスへワーホリ一年滞在、再び企業受付と職を転々とする。自分が本当に何をしたいのか、日本にいたいのか海外にいたいのか。海外が好きなことは間違いがないが、その為には英語力が必要・・自分を見つめ直すため、また英語とフランス語を両方使いたい!と、思い切ってカナダへ再びワーホリで渡航。カナダで吸収したものを表現していきたい!
Steveston

前から行ってみたかったStevestonというバンクーバー郊外の港町へ遊びに行ってきた。実は、この場所は全く知らなかった。ガイドブックにも滅多に載っていないし、バスの本数も多くない。でも、海好き魚好きの方にはこのSteveston、本当にお勧め!

街の規模はとても小さいが、築地の魚市場がおしゃれになった感じ。週末ともなると、Fisherman’s Wharf(漁師の波止場)に漁船が6、7隻ほど停泊し、沖で採りたてのサーモンや鮪、小エビ、小さいサメ!を船からその場で販売している。

ちなみに採りたてのサーモン一匹丸ごと10ドル。私は丸ごとのサーモンをさばく自信が無いので購入を断念したが、腕に自信がある方は挑戦してみては?新鮮そうな粒の大きな筋子もサーモンの横に売られていた。 波止場の近くにはイタリアンレストラン、カフェ、土産屋などが並びとても活気がある。テラスがあり、そこから海を眺めながら食事できる。夏はホエールウオッチングの船がこの波止場から出港するとの事。
西の海岸沿いには眺めの良いGarry Point Parkがあり、天気の良い日は有名店Pajo’s(波止場の隣、海に浮かぶ屋台の様な感じ)のフィッシュ&チップスなんかを購入してここでランチもいいだろう。ここのフィッシュ&チップスはボリュームがあるがなにしろ安い!Cod(たら)1ピース&チップスがたったの5ドル強。他、サーモンとHalibut(かれい)も選べる。

波止場から一番近いBayview Roadは道が広々としていて見晴らしが最高。レストラン、Blenz, Starbuck’s などが並び、絵になる通りだ。
Bayview Roadから一本北に進んだところにMoncton Street がある。こちらもフィッシュ&チップスの有名店Dave’sやギリシャ料理屋、インド料理屋などがひしめきあい、見所満載。私のお勧めはDave’s。Pajo’sも良いのだが、Dave’sは屋台ではなくレストランなのでビールも楽しめる。私の中で、揚げ物にはビールが不可欠!Dave’sも値段が安く、サーモン1ピース&チップス($6.95)、そして念願の地ビール、Granville island Lagerを注文。サーモンはサクサクとして肉厚で、当然Lagerと文句無く合う。ここで、食いしん坊の方に朗報が。Dave’sでは月〜木曜11am〜7pmまでCod&Chipsが$11.25で食べ放題との事!挑戦してみては?

Le Nakamura

更に1軒素敵な日本食料理屋を発見。スターバックスの隣に位置するLe Nakamura。
店内は広々していて、シックな造り。私が頂いたのは味噌汁、前菜からデザートまでのコースで18ドル。バンクーバーのダウンタウンで、この質と値段はなかなか出会えないだろう。前菜、メイン共に4〜5種類から選べる。私が選んだのは牡蠣のグリルと寿司盛り合わせ。メインの中には、珍しくクリームコロッケも!日本人シェフの作り出す和洋折衷な魅力と素材の新鮮さで、食べ終わった後大満足出来ること間違いなし。寿司はしゃりがちゃんと小さめで、ネタの新鮮さをしっかり味わえる。デザートのクリームチーズケーキも、スポンジがふわふわと柔らかく、程よい酸味と甘みで最高。このお店は本当に一押し!

Stevestonは、和歌山県三尾村出身の日本人移民が100年以上前から苦労を重ねて築き上げてきた漁師町だ。なので、日本人の様な風貌の人たちが大勢いるのかと思いきや道を歩いているのは白人と中国人が多かった。バンクーバーの郊外には中国系移民の方が大勢住んでいるので、それは必然なのだろう。おそらく、日系人の方は観光地よりももっと住宅地の方に住んでいて、すっかりStevestonに馴染んで生活しているに違いない。

Garry Point Park

日本人の名残を目で見て感じたければ、Garry Point Park内の工野庭園と、公園とは波止場を挟んで反対側の遊歩道沿いにあるMurakami Otokichi氏(1908年に広島県からカナダへ渡った日本人造船技師)の家と作業場の見学(無料)がお勧めだ。近くには、日系漁師像と名づけられた銅像もある。今回は工野庭園からシアトル方向にそびえるレーニア山を望んだ写真を紹介したい。この山は富士山に似ていると評判の山。当時の日本人達も、きっとこの山をみて郷愁をそそられたに違いない、と勝手に想像してみた。

Steveston

アクセスは、スカイトレインBurrard駅前から#98B-line Richmond Centre行きのバスに乗り終点まで。その後、同じバス停で#410 Railway行きのバスに乗り換えSteveston Villegeまでと運転手に告げれば、親切に降りる場所を教えてくれる。所要時間は全部で約1時間半をみておけば十分。
最後に、波止場から臨んだ夕焼けを紹介したい。今の季節、少々寒いけれどここからの夕焼けは必見!

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