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自炊、シェアハウス


渡辺優子
渡辺優子(わたなべゆうこ)
2007年2月から9月までワーキングホリデーでトロントに滞在。その後バンクーバーに移る。
東京下町出身、祭り好き。根っからの食いしん坊。活字がお友達。
幼い頃からの夢はフードライターになる事だが、大学時代、就職氷河期にぶちあたり無難な一般企業を就職先に選んでしまい、その後パン屋アルバイト、フランスへワーホリ一年滞在、再び企業受付と職を転々とする。自分が本当に何をしたいのか、日本にいたいのか海外にいたいのか。海外が好きなことは間違いがないが、その為には英語力が必要・・自分を見つめ直すため、また英語とフランス語を両方使いたい!と、思い切ってカナダへ再びワーホリで渡航。カナダで吸収したものを表現していきたい!
カラフルなケーキ

ワーホリ滞在者のほとんどは、初めの何ヶ月かはホームステイをして学校に通い、そのうち慣れてきたらシェアハウスに滞在を移し、自炊を始める人が多いだろう。
私もそのうちの一人で、自炊も割と好きで結構する方だ。
何より、スーパーに買い物に行くと日本とは違う何かを必ず発見できるので、たまらなく面白い。例えば、ケーキ売り場。

尋常じゃなく大きくてカラフルなケーキが並ぶ。

さて、今晩の献立はYam(ヤム)の炊き込みご飯と味噌汁、納豆。
バンクーバー、トロント等の大都市ならば、日系のスーパーはいくらでもあるので、納豆、しょうゆなどには事欠かないので和食大好きの人も安心。
そして、ヤム。ヤムとは、外見はほぼ日本のサツマイモと一緒の野菜である。ただ、切ってみてびっくり。サツマイモと比べて、鮮やかなオレンジ色をしているのだ!

日本のサツマイモにより近いものを食べたければ、スィートポテトを購入した方がよい。
スーパーで売っている。ただ、カナダでよく目にするのはヤムの方。日本食料理屋でも、よくヤムの天ぷらを目にする。ヤムは、サツマイモよりもしっとりしていて、甘みも控えめ。煮くずれしないので、煮込み料理に向いているかもしれない。
私はよく味噌汁に入れたり、炊き込みご飯にして活用している。炊き込みご飯にすると、色がさらに鮮やかになり、またサツマイモのように変色して黒ずむ事が無くいつまでもオレンジ色を保ってくれるので嬉しい。

私のシェアハウスには、同居人(シェアメイト)が二人いる。両方ともカナダ人女性で、とても気さくないい人達。何だかんだ話しかけてきてくれるので、本当に100%英語環境でためになるし、楽しい。ただ、この恵まれた家にも欠点が・・炊飯器がないのだ!
あまりにカナダ人環境なため、仕方が無いと言えば仕方が無いのだが・・・。なので、どうしても米が食べたい時は鍋で炊くようにしている。だが、カナダのコンロはたいていガスではなく電気なので、火加減が難しい。最初は紆余曲折を繰り返し、焦げるのを恐れて水を多く入れたり加熱時間を少なくしたりしていたら、お粥になってしまった事数知れず。沸騰したらすぐ弱火で10分が米の炊き方の基本。だが、電気コンロはすぐ弱火にスイッチをひねっても瞬間で弱火にはならない!なので、私の場合はコンロを二つ使って、片方をあらかじめ弱火に設定しておいたり、ひたすら蒸気のにおいを嗅いで焦げてないか確かめる、などと言った涙ぐましい努力を重ねてきた。そして、やっと成功した炊き込みご飯がこちら。

Yam(ヤム)の炊き込みご飯と味噌汁

苦労して作ると、格別においしく感じる!
ちょうど仕事から帰ってきたシェアメイトのメリッサに炊き込みご飯を分けてあげたら、とても喜んでくれた。彼女は野菜好きで、とても健康志向。ただ、『なぜお米がSticky(ねばねばしている)なのか』と聞かれて少々困った。確かに、日本米以外の米はたいていさらさらしている。『日本の米はもともとねばねばしているよ』とありきたりな返事をしてしまったが、まさかこんな質問をされるとは思わなかった。外国人と同居すると、小さな発見があって面白い。バンクーバーは日本人生徒がたくさんいるが、せめて住まいはカナダ人(もしくは英語話者)とシェアしてみると英語力UPのみならず、いろいろな面で勉強になる事間違いない。

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