冬休みを利用して日本に一時帰国した。 冬休みも成人式を最後に幕を閉じ、数え切れないほどの思い出ができた。
ちょうど1ヶ月間、日本の冬を満喫したわけだが、やりたいと思ったことを全てしつくせた。
家族の笑顔、友達との談笑、愛犬の寝顔、すべて愛を感じる瞬間。この冬休みを通して、またひとつ大事なこと、大切なもの、大切な人を見つけられたのは確かだった。
成人式から一夜明けた15日、過密スケジュールの中、僕はここ、再びアメリカの大地に降り立った。高い志と約束を持って。
個人的な話から始まるが、二十歳という大人の階段を1つのぼった。
アメリカに来て以来、年上の友達に囲まれ、いくつもの修羅場をなんとか自分でくぐりぬけてきてることもあってか、「まだ二十歳か〜」と思ったりもする。しかし、まだ何かが足りないのは確かだ。そうだ、英語だ。
アメリカ生活1年半を通して、僕は「どうすれば相手に伝わるか」という点を重視して英語の勉強をしてきた。というより、英語を使って他の勉強をしてきた。実際のところ、中・高そして、大学生活を通して英語の勉強という勉強はほとんどしていない。そのせいもあってか、前の学期も冬も英語について褒められることも多くなる一方、基礎のない自分の英語にジレンマを覚えるのが現実であった。
英単語。そう、1年半かけて見出した英語習得への答え。
難しい単語を噛み砕いて会話で使う術などすぐに身に付く。実際、僕はそういう勉強法を駆使してきた故に、スラスラ英語を話せるようになった。がしかし、やはり簡単な単語を並べて会話しても、内容がどうしても薄っぺらに感じる。それに、難しい単語をさりげなく使える人はどう考えてもカッコいいものだ。
留学を決意してから3年が経つが、初めて英単語を一生懸命勉強しようと思い立った今こそ、自分を高められる時期だと信じている。