私が長年の目標だった語学留学のために本格的に準備をはじめたのは、出発のちょうど1年程前。アメリカよりも治安がよく、オーストラリアより訛りのない英語が学べるという、いたって単純な理由から行き先は「カナダ」に決定。とはいえ、一言でカナダといってもなんせ広い上に、数え切れない程ある語学学校。どこに滞在すべきか悩んでいた時に職場で偶然知り合ったのがビクトリア出身の青年でした。
「決して大きくはない街だけれど勉強するには最適、気候もカナダで一番温暖で九州出身の私にぴったりだ!」ということで、留学先はビクトリアに決定しました。
私が約8ヶ月間通うことに決めたのは、ビクトリア大学付属の語学学校。広々とした大学のキャンパスで現地学生とともに学生生活を送れるということ、授業のカリキュラムだけでなく課外アクティビティー等も満足のいく内容だったというのが決め手でした。
初日のクラス分けテストで、私は5段階のうち真ん中レベルのクラスからスタートする事なり、昔から英語が好きだった私は、「ある程度の英会話ならきっと大丈夫!」とたかをくくっていたのですが、なんと悔しいことに初日から先生の言っていることに全くついていけず、数日後には担任の先生に「1つ下のレベルのクラスに移動した方がいいんじゃないか」と真剣に相談をしたこともありました。
「とにかく色んなことにチャレンジしてみる!」というのが今回の語学留学の目標だった私は、出発前の入学手続きから始まり、学校での授業や宿題はもちろん、家探し、ボランティア活動など、とにかく英語の勉強になりそうなことにはすべて自分で行動しチャレンジしました。また、学校が大学キャンパス内だったので、現地大学生の友達もたくさんでき、週末にはゴルフやパーティーなど、机に向かっての勉強だけでなく、彼らと遊ぶことを通して自然な言い回しや日常よく使うボキャブラリー等も沢山学ぶことができました。
そして最後の学期のファイナルパーティーでは、初めの頃自分の英語力のなさについて相談を持ちかけた先生から、「8ヶ月前、授業についていけないと悩んでいたのがウソのようね!」という言葉をいただきました。また帰国前、自分の英語が実際どれだけ伸びたのか知るためにと受けたTOEICテストでは、留学前より330点アップというスコアを取ることが出来ました。
今回の語学留学では、出発前にかかげていた目標も達成することができたことで、語学力の面だけでなく、色んなことにチャレンジするという自信もつき、私にとってはとても実りの多かった留学生活だったと思います。またそれだけでなく、10ヶ月間共に過ごした世界各地からの友達がたくさん出来たことは、私の何より財産です。次は、今回習得した英語を活かしながら、世界各地の友達を訪問する旅に出たいと計画中です。