Modus International Language Instituteは、スピーキング中心の授業が人気のESLスクールです。バンクーバーのダウンタウンのほぼ中心地にあり、バンクーバー図書館からも2、3ブロックのところにある。
赤が印象的でおしゃれな外観の校舎の中に入るとらせん階段があり、それをぐるりと上がると受付がある。やや小さめのこぢんまりとした学校だが、生徒の国籍は様々で南米系やヨーロッパ系の生徒も多く、とても明るくアットホームな印象を受けた。
Modusは総合的に英語を学ぶESLスクールの中でも、特にコミュニケーションの分野に焦点を当てており、“English Only”ポリシーはもちろんのこと、プログラムはより実践的な会話を学べるように構成されている。その方針を表すように、生徒が先生の方を向いて授業を受ける形ではなく、互いに向き合って発言できるようにテーブルが円形に配置されていた。
ちなみに今回取材した日は、各国出身の学生たちがそれぞれ自分の国の料理を持ち寄り、その料理の特徴やエピソード・作り方を説明する授業だった。おいしそうなにおいと料理を目の前に自然と会話も盛り上がっており、各教室からにぎやかな声が聞こえてきたりと、アットホームな学校の魅力を感じた。
クラスは個人のレベルに合わせて5〜7段階に分けられており、午前中はそれぞれのレベルに分かれて授業を受けるが、午後からは選択授業形式で、自分の弱点や強化したい分野に応じて(リスニング、文法、ビジネス英語 etc)クラスを選ぶことが出来る。
一つの魅力は、インターンシッププログラムを提供していることだ。Concordia Career Collegeと提携しており、カナダの大手企業での就労体験ができる。もちろんカナダの企業の一員として働くわけだから、在学中はしっかり英語を勉強しながらインターンシップに備え、ある程度の語学力を身につけなければならない。目標を高く持って頑張る生徒には、カナダのトップクラスの企業で働く経験が出来る魅力的なプログラムだ。もちろん、帰国後の就職活動や、カナダに残ってそのまま働くという人にも大いに役立つだろう。
(取材:大隈亜季)