バンクーバーが1位、東京が8位


 

マスターカードが世界の75都市を対象に行った調査によれば、地球上で最も住みやすい町はバンクーバー。
住みやすさの条件は、環境保護への関心度が高いこと、生活水準が高く生活環境がよいこと、公共サービスが整っていること、高い医療制度があることなど。
トップ10に選ばれた町のなかには東欧が多く、アジアでトップ10入りを果たしたのは東京だけだった。

バンクーバーに拠点をもつゲームソフトメーカーの大手EA(エレクトロニック・アーツ)のデイビッド・ラターさん(ロンドンからバンクーバーに移住)は、バンクーバーの魅力として「30分でビーチに行け、30分でスキー場まで行ける」ことを挙げている。

ちなみに、EAのバンクーバースタジオには1800人のクリエーティブスタッフがいるが、クリエーティブな仕事に就く人にとって「住みやすさ」は非常に重要なポイントとされている。

住みやすい町トップ10

  1. バンクーバー
  2. デュッセルドルフ
  3. サンフランシスコ
  4. フランクフルト
  5. ウィーン
  6. ミュンヘン
  7. チューリッヒ
  8. 東京
  9. コペンハーゲン
  10. パリ

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カナダが自慢の医療制度


 

カナダ人がアメリカと比較して自慢することの一つが医療制度だ。
アメリカでは医療保険が民間なため医療費が非常に高く、保健に加入していない人が病気になって破産する話しを良く聞く。

カナダは州ごとに皆保険制度があり、安い年間保険料を払うだけで(無料の州もある)治療費も入院費も無料になっている(美容整形、歯科治療、薬代は有料)。

この保険制度は外国人にも適応されるので、留学生、ワーキングホリデー、長期滞在者にとってもありがたい。留学生、ワーキングホリデーは入国後一定期間を経た後で加入でき、永住ビザや就労ビザを持っている人は入国時に加入できる。

カナダで医者にかかりたいときに便利なのが、予約なしに行ける「ウォークインクリニック(Walk-in Clinic)」とよばれる診療所だ。一般医が診断してくれ薬で間に合わないものは専門医を紹介してくれる。町のあちこちにあり外国人も利用できる(保険に入っていない場合は1回の診療費は70ドルから100ドル前後)。

ところで、カナダで旅行中に病気になった人が自分の常備薬の名前を覚えていなかったために、カナダの医者が困ることがある。常備薬が必要な人や、アレルギーその他の持病がある人は、その名前を英語でひかえておくと役に立つ。

また、日本では医者を“尊敬”するあまり医者から言われたことあまり疑わず、処方してもらった薬の成分についても尋ねることはないようだ。カナダでは医者を信用しないわけではないが、診断に疑問があった場合はとことん尋ね、違う医者の意見を聞くのは当たり前。あくまでも「自分の体は自分で守る」って言う考え方が根底にあるからで、ここら辺が、東西の文化の差なのだろう。

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