何かスポーツをしたいけれど、スキーやスノーボードに行くのはちょっと大変…と思ったとき、アイススケーはどうだろうか？バンクーバーには誰でも気軽に利用できる公共のアイススケート場がたくさんある。

今回行ったのは、イタリアタウンとして知られるコーマシャルドライブ沿いのブリタニアコミュニティーセンターだ。

広いアリーナと大きなギャラリーを備えたスケートリンクは、毎日さまざまなプログラムが用意されている。スケート教室、ホッケー、フィギュアスケートなどのレッスンは、なかなか日本では見る機会がないので見学するだけでもおもしろい。また、パブリックスケートの時間には、誰でも自由に滑ることができる。

訪れたこの日は旧正月のお祝いで無料開放されていたため、多くの家族連れで賑わっていた。まず、アリーナの脇にある受付にて自分の靴と引き換えにスケート靴を借りる。スケート靴を履いた足は予想以上に重く、まるで足に重しをつけているようだった。しかし意外にも、それほど歩きにくいわけではない。アリーナに入ってみると、中は2つに仕切られ、片方が初心者スペースとなっているので、初めて体験する人や小さな子供も安心して利用できるようになっていた。

入場料金は、子供（6～12歳）$2.50、中高生（13～18歳）$3.70、大人$4.95、シニア（55歳～）$3.45。スケート靴のレンタルはいずれも$2.50である。その他、プログラムによって値段が変わるものもあるので、スケジュールとともにあらかじめインターネットで調べるか、センターに直接問い合わせると良い。また、大人とシニアであれば毎週火曜日の3時半から4時半にかけて施設が無料で利用できるので、試しに体験してみたい人にお勧め。

やってみると思ったよりもスムーズに滑ることができ、初めての人も、しばらくやっていなかった人も気軽に参加できるアクティビティーだ。数あるウインタースポーツの中でも、もっともお金も準備も必要なく、かつ天候にも左右されずに近場で楽しむことができるので、ぜひ一度は試してもらいたい。