アメリカではインターネットユーザーの約半分がソーシャルネットワーク(マイスペースやフェイスブック)を使っているが、カナダでも、昨年だけでも680万人がソーシャルネットワークを使い出し、その数が年々急増している。
興味深いのは、アメリカではマイスペースの利用度が圧倒的に高いのに比べ、カナダでは、フェイスブックの人気が断然強いことだ。カナダではインターネットユーザーの25%にあたる800万人がフェイスブックを使い、フェイスブック利用者総数(5700万人)の15%をカナダ人が占めている。
調査を行ったSolutions Research Groupの説明によれば、マイスペースは不特定多数の人たちに出来るだけ多くの情報を配布できることをセールスポイントとしているのに対し、フェイスブックはすでに知っている人たちとの間で情報交換することに焦点を当てていることが、カナダ人の気質にマッチしている、とのこと。
新しい友達を求めて積極的に自己PRするアメリカ人と、知り合い同士で話し合うことの方に興味を感じるカナダ人との違いが出ているようだ。
ちなみに、カナダ人のソーシャルネットワークユーザーの約半数は30歳以上で、ユーザーの年齢層が広がってきている。