週末の小旅行先としてバンクーバーっ子に愛されているボーエンアイランド。
バンクーバー近郊のホーシュベイ港から出るフェリーで20分ほどの距離にある人口3000弱の小さな島で、森や散歩道が多く、半日から1日かけて心身ともにリラックスするのにまたとない環境だ。
まず、ダウンタウンから30分ほど離れたホーシュベイ港へ。その名の通り馬蹄形をした小さく可愛らしい入り江で、お洒落なレストランやギフトショップもあって旅愁をかきたててくれる。バンクーバーを後にフェリーで海峡を渡ればたちまちボーエンアイランドに到着。航行時間は短いが、点在する島を縫って緑の海を行けば航海気分が満喫できる。
ボーエンアイランドに到着するとすぐ目に入るのが、展望台が屋根についている木造のクラシックな建物だ。ユニオンシップカンパニーと書かれた振るい看板があるこの建物は、その昔、この島が観光地として栄えていた頃に、300人乗りの蒸気線を運行していた会社の名残りだ。
この建物周辺には可愛らしいブティック、工芸店、カフェ、この島に住むアーティストが共同で出している。この島は、自然保護を主張するアーティスティックが集まる島でもあるのだ。
一休みした後は、いよいよ散歩道に入ろう。平坦な道が続く散歩道から、起伏が激しいまであるが、手軽に楽しむならブライダル・ベールという小さな滝へ続く、片道1.5Kmほどの美しい散策路がおするめ。滝では鮭が遡上するシーンが見られることもある。
人ごみもなく、車の騒音もなく、静けさに包まれた森林を歩けば、体も心もリラックス!