ポーラーベアーパドル
1月1日に寒いというのにあえてカヌーで湖に繰り出すというポーラーベアーパドルを昨年から始めた。去年は今年と比べて極端に寒くてしかも風を伴う雪嵐だった。という訳でカヌーで繰り出したものの800mほど漕いでさっさと終わりにしてしまった。ところが今年は湖は穏やかであまり寒くもなかったので3キロほど離れた友人の家のベランダが見える所までカヌーを漕いで「ハッピーニューイヤー!!」と叫んで帰ってきた。それを見ていた御近所さんが写真を撮って送ってくれた。
一年の初めに何かやる、特に好きなカヌーで湖に繰り出すと今年一年は昨年よりずっと素敵な年になるような気がするから不思議だ。
湖のささやき
湖の上のこの大きな氷の塊が
ライオンのように啼く 今年もだんだんと湖の氷る時期に近づいてきた。家の前の湖は水深が深くて大きいのでなかなか氷らない。それでも2月の始めには完全に氷って、湖の上を歩いて、またはスケートやクロスカントリースキーで渡る事ができる様になる。
何より楽しみなのは完全に氷る前に「湖のささやき」を聞く事だ。夜になって急激に気温が下がるときは湖の大きな氷と氷がぶつかり合ってライオンが啼く様な音をだす。かと思えば日中には細かく砕かれた氷たちがお互いに水内際に寄り添ってカラカラというまるで小鳥のさえずりの様な音を出す。
まるで生きているかのようにその声を変える湖はこの時期特に美しく見える。
重たい雪
重たい雪を被ってしなる木々 今年は雨はもちろん、雪もあまり降らずにいたので雪かきの回数が減って良いなあと思ったらやっぱり雪はやって来た。気温が比較的高いと大きな雪の結晶が降ってきてそれが重たい雪となって積もる。重たい雪をショベルで取り除く作業はきつい仕事の一つだけど運動だと思って鼻歌など歌いながらやれば結構楽しく行える。何でも気の持ちようだっていう事ですね。
朝焼けと月と
この時期の朝日は湖の対岸の右側から昇ってくる。最初は薄いピンクからだんだん濃いピンクと水色の空が湖に映って本当に美しい。これは早起きをしないと味わう事ができないけど、やっぱり冬場はベッドに長く居たい。そこで朝焼けをベッドの中から見ようと思って、普段は就寝前に閉める遮光カーテンを開けたままで眠りについた。案の定美しい朝日を堪能できた。
そして月は夜になると湖の上にぽっかり出てきてこれも美しい。これでは夜だろうと朝であろうとカーテンを閉めるのがもったいなくなってしまう。