バンクーバーの夏の恒例のイベントの一つとなっているバード・オン・ザ・ビーチ・シェイクスピアは、カナダ最大の非営利団体が製作するシェイクスピアの祭典で、バンクーバーのイングリッシュベイビーチの対岸にあるヴァニエパークに特設されるテントでシェイクスピアの代表作を幅広く上演し、地元の人々に愛されている。花火やワインのテイスティングイベントなどもあり、夏の夜を優雅でロマンチックに楽しみたい人におすすめ！

今年の出し物は「十二夜」、「ハムレット」で、この他に1900年代のニューオールリンズを舞台にしたダークなセクシャルコメディー「メジャー・フォー・メジャー」と、反逆罪を犯した自分の恋人を死刑にしなければならないエリザベス女王の葛藤をテーマにした「エリザベス・レックス」が上演される。

ちなみに、このイベントの名前となっている「バード・オン・ザ・ビーチ・シェイクスピア（Bard on the beach）の「Bard」は、古代ゲール語で「詩人」を意味し、中世のイギリス、アイルランド、スコットランド、ウェールスでは、旅をしながら行く先々で詩を読んでお金をもらう人のことを意味している。