モントリオールから車で北へ1時間半のモン・トランブラン・リゾートは、もともとケベック州のスキーリゾートとして知られてきたが、BC州のウィスラーと同様に、ウォータースポーツや各種のアウトドアアクティビティーが楽しめるリゾートとして、年間を通じてにぎわっている。また、このリゾートのあるエリアはローレンシャン高原と呼ばれ紅葉の名所としても知られ、毎年秋の時期になると紅葉を目当てに多くのツアー客が訪れている。

モン・トランブランとは、「震える（揺れる）山」という意味で、山頂の高さは875mで周辺の山々で2番目に高い。リゾートの中心にはモン・トランブラン・ビレッジがあり、トランブラン山に囲まれて、オシャレなショッピング街や歩行者専用の道路がある。
旅行者はビレッジ内に滞在中、車を簡単に駐車して置いておけるようなっていて、カブリオレ（Cabriolet）と呼ばれるゴンドラタイプの無料リフトがビレッジ内の高い地点と低い地点とを結び、このリフトの高い地点から山の頂上を結ぶメインのゴンドラに乗ることが出来るようになっている（有料）。
なお、このリゾート内にあるモン・トランブラン・ビレッジとモン・トランブラン村とは、名前が似ていることから混同しやすいがそれぞれ別の場所なので要注意だ。このエリアはフランス文化が色濃く残る地域なため、通常話される言葉や道路標識はフランス語なので、他の観光スポットとは違った雰囲気も楽しめる。