瑠璃石って言うとピンと来ないかもしれませんが、ラピスラズリと言うとご存じの方がほと んどだと思います。とても深い蒼色の石です。語源の意味は「群青の空の色」を表しているそうです。
パワーストーンとして も有名ですね。邪気を避ける力を持っているそうで、また自分の心の邪（よこしま）な思いも打ち消してくれるとか…。9月の誕生石の一つでもあります。
わたしはこの石が大好きで、随分昔に母に買ってもらったピアスを今も大事にしています。 語源は空の色ですが、わたしは瑠璃の蒼を海の深き蒼と重ねて、初夏に生まれた娘に誕生石を表す名前をつけ、さらに海を思ってこの 瑠の字を使いました。誕生石は違いますが、この深き蒼の海のごとく、広い心と静かな豊かさを併せ持ってほしいな、と願いました。
今は、普通の賑やかな ティーンです。
名前といえば、昨今日本ではいろいろ奇抜な名前が増えているとか。そういう名前をキラキ ラネームと呼ぶ、と最近知りました。国際結婚家庭ではなく、普通に日本人同士、日本で住んでいるご家庭で英語や他の国の名前をつ けるのも最近では普通のようです。ただ、かっこいい単語としてつけてしまう方も多くおられるようで、こちらの人から見ると「変な 名前」になっているものも少なくないようです。日本に限らず、どこの国でも名前というのは、ほかの国によっては意味が異なった り、変な意味になったりするものもあるのですが、そこまで考慮できないのがふつうですから、ある程度は仕方ないとしても、本来の 読み方を無視した奇抜な当て字はどうか、とおもいます。まるで暴走族の落書きみたいな当て字もたくさんあるとか。誰も読めない 字、というのもどうかとおもいますが、実際、この当て字のお陰で医療機関では名前の間違いが多くなり、たいへん困っているというのをNEWSでみました。医療機関において名前の間違いは下手をすると大きな医療事故につながります。
名前というの はその人に一生ついてきて、人との関わりの中で大切なもの、当人の印象にも関わるもの、です。いつもいつも読み方も意味も説 明して回るのは大変だと思いますが…。実際にある当て字名前で、実はとんでもなく悪い字を当てているものもたくさんあり、つけたご両親はこの字の意味を知らないでつけたとしか思えない、子供にとてもかわいそうだと思った字もありました。若いご両親にはわからなくとも、そのご両親の世代ならわかろうものを、なぜこんな字を当てさせたのか、誰も教えてあげなかったのか…と 疑問におもったものもありました。
そうして、さらに驚くのはマンガのキャラクターの名前、普通の名前ならいいかもしれませ んが、エクレアやピカチュウ、ココア、つくね、ここにはかけない性器を表す言葉まで…ありえないとしか思えない（すべて実在の名 前だそうです）。そしてほとんどそれらにめちゃくちゃな字があたっています。子供の未来をどう考えているのでしょうか。わたしには申し訳ないけど、考えているとは思えないです。名前はおもしろがってつけるものじゃないです。今の日本、ちょっとおかしくなっていると思うのはわたしだけでしょうか？わたしが古いんでしょうか？？？
でも、逆に外国で暮らしている日本人の方々や国際結婚のご家庭のお子さんたちの名前は、 あまり奇抜な名前を見たことがありません。むしろ、呼びやすく覚えやすく、またときに古風な名前をつけられる方がほとんどのよう に思います。古風な日本名は今の時代かえって新鮮に感じます。英語名にも良い意味の漢字を上手に当てる方が多いです。？？？が飛 ぶような名前より、ずっと印象が良いと思いますが、皆さんはどう思われますか…？
アイウエオな毎日 その41 By Michelle Leon 
Michelle Leon 