カナダ留学体験談
留学相談

矢印  カナダジャーナルインタビュー

渡辺宏哉さん

英語の学習を通して母国語の向上や様々なメソッド発見に気付いた。
渡辺宏哉(わたなべ・ひろや)さん
Kaplan PLI 在学中

渡辺宏哉さん

留学に来たきっかけを教えて下さい。
幼少期に5年ほどアメリカにいた事もあり、自分にとっては外国は元々身近なものでした。そして大学は外語大ということもあり留学にはずっと興味がありました。でも熱中出来る部活動に励む毎日を過ごすうちに気づけば大学三年生がもうすぐ終わり、就職活動をし なくてはならない時期に突入していました。自分自身が就職活動に準備が出来ているかどうかも疑問だったし、若い今しか留学に行けないんじゃないかと思い、留学に行く計画を立て始めました。
留学に行くことで周りに遅れを取るかもしれないという不安は少しありましたが、それ以上にきっと何かを得られる、視野が広がるという確信もあり ましたし、ただ連れられて渡米した幼少期とは違って、今まで築いてきた経験などを踏まえた上で観る海外というのを実感したかったので行くと決めました。

渡航して感じたことをお聞かせください。
幼少期のおかげか、リスニングは英語自体の壁はあまり感じませんでしたが、やはり他のスキルはまだまだと実感しました。特に、他の国の同年代の人たちとの英語力を比べると差が歴然としているので、他国の英語の教育水準の高さと日本の違いを考えてしまいますね。
また、幼少期日本に戻ってから、日本にいる人はなんだかいつもピリピリしていて、ひと目を気にしたり他人の考えを気にしすぎて空回りしている印象でしたが、自分もいつの間にかその一部になっていたというのを、こちらにきて再自覚しました。こちらの人たちは皆暖かく、行動が感情にストレートで、例えば誰かを助けたいと思ったら助ける、他の誰かが何かするかも、などの余計なクッションが無いようにみえます。
同時に日本のいい部分というのもこちらに来て再確認できました。誰にでも礼儀正しいところや、経済大国、ものづくり大国というのも感じます。

学校ではTOEFLコースを取り始めたとのことですが、自分の中で変化は感じますか?
まだカナダに来てたった3ヶ月なんですが、英語で考える癖を身につけたことで、日本語を使う時も要点を効率的にかつ戦略的に構築する癖がついたのかなと思います。つまり英語の勉強を通して日本語の勉強が出来ているんです。TOEFL対策の一環として読み始めた英字新聞などを読む時にストラクチャーを意識して読んでいるのですが、日経新聞の読解力も比例して上がってると実感できるのでリーディングにも活かされていると感じます。英語、日本語問わず、無意識に人とコミュニケーションを取る時にどの単語がベストなのかを勝手に選択しているというこの気付きは日本にいる時に海外で得られるだろうと予測しているものではなかったので、とても面白いなと思っています。あとは母国語の基板の大切さを痛感していますね。母国語の基板がしっかりしていればしているほど第二言語の学びと吸収のスピードが変わると思います。

最後に今後の目標をお聞かせください。
まだ8ヶ月以上もあるので、その間に少しでも深くこっちの文化をもっと知りたいと思います。また、この3ヶ月で気づけた新たなコミュニケーションメソッドを使ってどこまで自分のコミュニケーションの幅が広がるかということに挑戦したいです。また、数カ月後には半年間のインターンシップを始める予定なのですが、やっぱりめげてしまうこともあるとは思いますが、困難な状況にあえて挑戦していきたいと思いますし、“意識すること”を意識していきたいと思います。
そして帰国後は留学で身につけたことを全て活かして、就職活動やその後の仲間とのコミュニケーションを充実させたいと思います。

  編集長から渡辺さんへ
「日本の英語教育はレベルが低い」と言うよりも、「会話力の向上に主眼が置かれていない」のだと思います。その証拠に、一般的な日本人の英文法に関する知識は決して他国には劣りません。英会話力が低いのは教育の方法に問題があるからだと思います。
言葉=文化ですから、外国の文化を少しでも多く知るには、やはりその国の言葉を通じていろいろと吸収することが効果的です。つまり、北米の文化を知るには英語で説明を聞かないとMake Senseしません。日本の文化を説明する際に、英語で説明したのでは何かしっくり行かないのと同じです。英語に慣れると自分の中に英語社会のコンセプトと日本のコンセプトが共存するようになりますが、これがその人の国際感を広げてくれるのだと思います。

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