ライフ - 連載コラム記事
カナダリアルター

 

バンクーバーリアルター1

バンクーバーリアルター
高原彩加さん

カナダ バンクーバー 不動産業(リアルター)(広島県出身)

カナダ バンクーバー リアルター 高原彩加(たかはらさやか)さん

体育会系の学生時代とクリスチャン教育で培われた精神力カナダで実現!


幼い頃から、感性が豊かで、オープンマインドな性格だった高原さん。その大胆なキャラクターは、時に日本の閉ざされた社会を窮屈に感じさせることもあったという。高原さんは、小学校から始めた硬式テニスの実力が頭角を現し、小学校、中学・高校から大学を通して、インターハイや国体で活躍した。究極の体育会系の学生生活で培った何事も諦めないチャレンジ精神は、その後の高原さんの人生観の重要な基盤となる。

一方で、中学・高校はクリスチャン系の女子進学校に通った。プロ・テニスプレイヤーになる道は諦めて一般受験をし、国立大学で法律を専攻した。それまでテニスにばかり打ち込んでいたせいか、大学では自らよく勉強したそうだ。法学部の単位を2年半ですべて取得し、経済学部や経営学部の科目を進んで受講した。この時、民法などの基本的な法律知識を身につけられたこと、また、経済や経営の基本に触れる機会があったことは、カナダで宅地建物取引業の免許試験の勉強し、後に自らの不動産仲介業を法人化する際にとても役に立った。


リクルート流のトップ営業力を学ぶ

大学卒業後は、株式会社リクルート(現:リクルートホールディングス)に新卒入社。体育会系のタフな精神力を買われ、不動産部門に配属される。リクルートと言えば、独自の社風と仕事の進め方で数々のトップ営業マンを育成することで有名な会社だ。

高原さんも例外なく、リクルートで強靭な営業精神を鍛え抜かれた。記憶に残るエピソードは、入社たった数週間後に、当時の首都圏住宅マーケットについてのプレゼンテーションを最大手デベロッパーのひとつである住友不動産の幹部に対してさせてもらったことだ。右も左も分からない新卒新入社員をそんな超大手企業の役員に送ってしまうあたり、「さすがはリクルート流」と感じたという。

バンクーバーリアルター2

一人息子とのデート

女性目線・ママ目線を生かしたキャリアとの出会い

その後、高原さんをよく知る友人の勧めもあり、第1子妊娠中にカナダ・BC州の宅地建物取引業の資格を取得。2011年の夏から、徐々に仕事を始め、息子さんの卒乳が終わった翌年2012年から本格的にバンクーバーでリアルター(不動産エージェント:不動産仲介業)として仕事を開始した。

高原さんのリアルターとしてのモットーは、お客様の心の声に極力寄り添い、夢を叶えるお手伝いをすること。お客様のニーズに最大限応える仕事をすることによって、Win-Winの関係を追求する営業スタイルだ。女性であり、ママであるからこそ、家族の幸せが家(おうち)に根付いていることを熟知している。家事の導線や育児のしやすい間取りにとどまらず、それぞれのファミリーの生活スタイルにあった場所や空間を幅広くアドバイスする。

その真摯な姿勢は、口コミで瞬く間に広がり、仕事を本格的に始めた初年からいきなりサットン・プラチナ賞を受賞、また2年目以降は、サットン・ダイアモンド賞、マスターズ賞を連続で受賞、さらに毎年グレーターバンクーバーのトップ10%の営業成績を残す売れっ子リアルターとして、多くのお客様のハッピーな住まい像を追い求める日々が続いている。


バンクーバーリアルター4

愛犬は家族の一員


得意のコミュニケーション能力とテクノロジーを生かし、新サービスを提供

リアルターとしての高原さんの強みは、並ならぬコミュニケーション能力だ。人生で最も大きな買い物であり、投資でもある不動産売買取引を仲介するにあたり、取引に関わる多くの組織・人と連携しタフに交渉する。元々おしゃべり好きな高原さんは、流暢な英語と日本語を瞬時に使い分け、フレンドリーにひとつひとつのコミュニケーションを迅速かつ円滑に進める。それぞれ異なる国籍や文化のバックグランドを持つマルチカルチャーのバンクーバーだからこそ、勘違いや誤解、常識の違いなどの溝を埋める意思疎通が安全な売買取引を行うために最も重要な鍵となる。

また、若手世代ならではのテクノロジーを駆使したマーケティング手法や、物件の広告宣伝活動は、業界でも有数の評判を誇るサービスだ。売り手と買い手を仲介する際に、最もパワフルな国際ツールであるインターネットを自在に操り、プロのカメラマンやマーケティング会社と連携しながら巧みに情報を発信する。なかでも、バンクーバーの不動産情報を日本語でわかりやすくまとめたカナダ不動産総合サイトは物件探し初心者にもわかりやすく大変好評だ。


バンクーバーリアルター3

売れっ子として毎年賞を受賞


バンクーバーの不動産業界を良く変えたい!

そんな高原さんの野望は、バンクーバーの不動産業界をもっと良くしていくこと。単なる販売・契約の事務的な補佐にとどまらず、人と人との繋がりに重点を置いた、ハートウォーミングなサービスを目指している。残念ながら、現在の不動産業界は、コミッション(手数料)に重きを置く成果主義が主流で、無理やり契約させたり、取引成立に不利になる情報を隠蔽するケースも多々見られる。そんな業界の中で高原さんは、取引の透明性を少しでも向上させ、真摯に不動産売買の総合アドバイスができるリアルターを貫くことで、業界自体が徐々に良くなっていけば、と願っているという。


(不動産総合サイト: カナダ不動産総合サイト
(ブログ: 高原さんのブログ
(FaceBook: 高原さんのFB

上へ戻るTop of page