同性同士の結婚を認めているのは、カナダ、オランダ、ベルギー、スペイン、南アフリカで、同性カップルに結婚と同様の法的効果を認めている国に、デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フランス、ドイツ、フィンランド、ニュージーランド、イギリスなどがある。
カナダでは、2003年6月にカナダ国会の下院で同性同士の結婚を合法化する法案を可決された。
当時の首相であったポール・マーティン氏は、「カナダは少数派の人々によって作られている国家だ。各自の権利が尊重されなければならない」と発言し、同性結婚の合法化を強く支持した。
2006年の国勢調査によれば、カナダの同性結婚件数は90695件で、過去5年間で32.6%増えている。なお、カナダ国内で同性結婚する約半数がトロント、モントリオール、バンクーバーの3都市に集中しており、同性結婚が非合法なアメリカを逃れてこれらのカナダの都市に移ったり、カナダで結婚式を挙げるアメリカ人が増えている。