カナダ就職情報
合法的に働くには?
移民法が改正されたおかげで、ワーキングホリデーだけでなく学生ビザを持っている留学生でも働けるようになりました。この権利を最大限に活用してください。
オン・キャンパス(学内で働く)
就学ビザをもち、公立のカレッジまたは大学にフルタイムで入学した場合、就労ビザなしでも働けます(私立校でも学位の授与を許可されている学校は可能)。大学内にあるカフェテリア、本屋などの仕事が一般的です。
オフ・キャンパス(学外の一般の職場で働く)
就学ビザをもち、公立のカレッジまたは大学に、ESLコースでなく一般コースでフルタイムで入学した場合、オフキャンパス・ワークパーミット(Off Campus Work Permit)という就労許可証を申請すれば可能となります(私立校でも学位の授与を許可されている学校は可能)。ただし、入学6ヶ月後から可能となり、成績が悪いと判断された場合は許可証がおりない場合もあります。(その他、学校により条件が加味される場合有り)
Co-opプログラム
受講しているコースの一環として有給で実務を体験する制度です。同じ職場体験でもインターンシップと呼ばれるプログラムは通常無給ですので注意してください。入学時に就学ビザと一緒に就労ビザ(Work Permit)が発行されます。働ける期間は授業の期間内に限られています(例:授業が3ヶ月の場合は就労期間も3ヶ月まで)。
卒業生
公立カレッジや大学、または政府の資本が50%以上含まれている私立の学校で8ヶ月以上のプログラムを履修して卒業した場合、Post-graduate Work Permitと呼ばれる就労許可証を申請すれば履修したコースと同じ期間働く事ができます(2年以上のコースを修了した場合は3年間まで就労可能)。一般の就労許可証申請と違い、雇用主を見つける必要はなく、履修したコースと関係のない分野で働くことも可能です。
仕事・アルバイトの見つけ方
カナダで働くには、SINカードが必要です。まずSINカードを取得してください(
カナダ生活情報のSIN取得を参照)。
飲食店・日本人経営の会社
日本人留学生のアルバイトとして最も一般的(簡単にみつかる)な仕事は日本食レストランや日本人が経営する会社(例:旅行会社、ヘヤーサロン)、地元の飲食店などで、日本人
経営の会社の求人募広告は地元の日本語新聞やホームページで検索できます。一般的な地元の飲食店の場合は、求人の張り紙を目当てに飛び込みで積極的に当たることをおすすめします。
カナダ人経営の会社
都市にある飲食店、店舗、観光地のホテル(シーズン中)などでの仕事が比較的簡単に見つかります。観光地のホテルの場合は、繁忙期の数ヶ月前に直接連絡して尋ねることをおすすめします。
一般のオフィスワーク
カナダの会社でオフィスワーカーとして働く場合は、地元紙、フリーペーパー、カナダ政府が運営する就職検索サイトが便利です。人材会社を経由して就活することもできます。求人広告を出していない会社でも人材を募集している会社が多くありますので、自分から連絡してレジュメを送って積極的に就活することをおすすめします。
レジュメの書き方
日本では履歴書用紙が市販されていますが、欧米ではそのような決まった形式の履歴書がありません。このため、英文履歴書を作成する際は、各人が工夫をして、書く内容やレイアウトを決め、より効果的な履歴書を作成しなければなりません。
また英文履歴書には、カバリングレター(Covering Letter: 自己紹介文)やレファレンスレター(Reference Letter: 推薦状等)を添付するのが一般的です。カバリングレターは、採用者側が最初目を通すものなので、内容をよく考えて作成しましょう。
レジュメ
書く内容は日本の履歴書と大差ありませんが、職歴や特技に関してはより細かく書くことが必要です。カバリングレターほど露骨に自分を売り込むことは避けますが、実績については簡潔かつできるだけ具体的に書いてください。ページ数は2枚から3枚程度で、字体は2種類程度に留め、タイトルに太字を使い本文に細字を使うなどメリハリを持たせ、見やすいレイアウトにしてください。写真を添付する習慣はありませんが、添付しても構いません。
<内容>
名前、住所、電話番号、E-mail
希望する職種やポジション
職歴(勤務年数、会社名、部署、役割(詳しく))
学歴(卒業した年、学校名、取得したコース、学位や修了証を明記)
レファレンス(推薦人の名前と連絡先を明記)
必ずパソコンを使用(手書きは避けてください)
カバリングレター
自己紹介と売り込みが主な目的なので、経歴をはじめ、自分の能力、技術、特殊分野、仕事に対する考え方などを、1ページ以内に簡潔にまとめてください。
<内容>
名前、住所、電話番号、E-mail
希望する職種やポジション
(例:アシスタント、マネージャー、パートタイム、フルタイム等)
経歴と得意な分野
自分の売り込み(過去の実績、性格、信念、能力等)
仕事に対する考え方
必ずパソコンを使用(手書きは避けてください)