最近、街中で胸元に赤いお花のバッジをつけている人をおおくみかけておりますが、11月11日の祝日に関連があります。
この赤いお花と「リメンバランスデー」についてご紹介していきます!
リメンバランスデー(Remembrance Day)は、和訳しますと『戦没者追悼記念日 / 休戦記念日』の表現に近いです。第1918 年 11 月 11 日に一次世界大戦の休戦条約が結ばれた事により、毎年11月11日は戦争で亡くなった兵士に敬意を表し追悼する事になりました。カナダも第一次世界大戦のヨーロッパに多くの兵士を送り、多数の戦死者を出しました。
それ以降、11月11日は、第一次世界大戦のみならず第二次世界大戦、その他の戦場でなくなったカナダ兵士を追悼する事になりました。
2017年首都オタワで行われたセレモニーの模様 リメンバランスデー – Wikipediaより
当日午前中に各地の英霊を弔うモニュメントがあるスポット・退役軍人施設でセレモニーが行われ、英霊をたたえます。
また、その場所のみならず、ショッピングモールやスーパーなど国内のいたるところの人が集まる場所で、午前11時に 2 分間の黙とうが行われます。
また、このセレモニーは、カナダのみならずイギリスでもアメリカでも行われます。アメリカでは『Veteran Day』と呼ばれます。
カナダジャーナルがあるBC州は、11月11日は公定祝日、多くの会社、学校などが休日となります。店舗でも休んだり、早く閉めたりします。もし、買い物がある場合は、この日は避けましょう。
第一次世界大戦、ヨーロッパの激戦地となったフランダース。戦闘が止んだ後、荒れ野原には赤いポピーだけが一面に咲いたといわれます。
その地で従軍していたカナダの詩人ジョン・マクレーは戦闘で親友を亡くし、一面に咲いたポピーの花から着想を得て「フランダースの野に』という詩を書きました。後に詩は出版され人々に愛され、赤いポピーは戦死者を悼む象徴となってきました。
赤い花はポピーとよばれ、和名「ヒゲナシ」です。
人々は、10月後半からこの日までにかけて、胸元の赤い花のバッチはつけていく習慣が生まれました。祝日が終わると記念碑にお供えをします。
胸につけた赤い花 リメンバランスポピー Wikipediaより
入手場所は、スーパーマーケット、カフェなどの多くのお店や街頭で、募金をすると入手できます。
集められた募金は退役軍人への経済的援助、医療などの研究費などに役立てられます。
カナダの首都オタワでは大きな式典などがあるようですが、バンクーバーでは小規模なセレモニーや黙とうが各地で行われます。
一番有名なのは、Victory Squareで行われる式典とパレードでしょう。
Ceremony and parade at Victory Square
日時:11月11日(月)10AM〜
場所:Victory Square, West Hastings St between Cambie and Hamilton
2010年バンクーバービクトリー広場で行われた追悼式の模様 – Flickrより
各自治体や施設でも行われます。Vancouver Sunの記事をご参考にください。
https://vancouversun.com/news/local-news/remembrance-day-2019-a-guide-to-events-in-metro-vancouver
「Lest we forget」というフレーズを、バスの電光表示板、街のポスターなどでみかけますが、
この元々の意味は、「私たちは忘れないようにする」。今は、戦争で亡くなった人たちのことをいつまでも記憶の中に留めて「私たちは忘れない」という強い意志の表明となっています。
皆様も、11月11日11時、追悼のため2分間の黙祷『Wave of Silence』を捧げてください。
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