サマータイムの始まりです。一時間時計を早めましょう。
遅くなりましたが、明日は3月14日日曜日で3月第二日曜日の朝は、時計を一時間早める日、サマータイムの始まりです!!
先日、BC州内のコロナウイルス規制緩和が行われ、10人以内の集会がやっと認められるようになりました。
ですが、まだまだ日常は規制だからけですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
さて、本題ですが、こちらの記事では、ちまたで騒がれている2021年のバンクーバー・サマータイムの始まりについてまとめます。
目次
サマータイムは、英語で『Daylight Saving Time』といいます。
英語で、『Summer Time』と現地の人に言っても、ほとんど通じません。夏の季節?と解釈されがちです。
ちゃんとDaylight Saving Timeと言いましょうね。
さて、Daylight Saving Timeは『日光を節約する時間』と直訳されるとおり、夏の間の明るい時間を有効に利用する目的で施行されております。夏は日の出の時間が早くなります、気温的にも過ごしやすい朝の明るい時間を活用するためです。日の出早い期間、現行の時刻に1時間を加えたタイムゾーンを採用されます。
3月の第2日曜日に時計の針を1時間進め、 11月の第1日曜日に1時間戻します。
カナダだけでなく、緯度が高く夏の日照時間が長い欧米諸国などで多く導入されております。
2021年のサマータイムは3月14日(日曜日)、いわゆる明日の早朝2時に始まります!
サマータイムが始まると時計は1時間早く進むことになります。つまり、3月8日の早朝2時になるのと同時に3時になるのです!
Spring Forward for Daylight Saving Time。サマータイムに向けて、時計の針を進める。イメージ図(Wikipediaより)
時間の進みかたについてはこちらが分かりやすいです。
この調整を称して、春に時計を早めるので『Spring Forward』と呼ばれています。
ちなみに2021年のサマータイム終了は11月7日(日)早朝2時を予定しています。サマータイム終了時は開始時と逆で、早朝2時になるのと同時に時間を1さかのぼります。簡単に表現すると寝る時間が1時間増えます。これは、秋に時間を戻すので、『Fall Back』もしくは『Autumn Back』と呼ばれています。
バンクーバーと日本の時差は、17時間から16時間に変わります。トロントの時差は、14時間から13時間になります。
コロナ禍で今年でなく2021年に持ち越した2020年東京オリンピック開会式時間を例であわらすと
ちなみに、カナダジャーナルの営業開始時間と終了時間をサマータイム中とそれ以外では以下のようになります。
カナダジャーナルオフィス開始時間: 午前10時
カナダジャーナルオフィス終了時間: 18時(午後6時)
※営業日は平日のみです。日本の月曜日は、現地ではまだ日曜日となります。
祝日の違いもありますので、こちらも御覧ください。
【2021年】バンクーバーの祝日について。 祝日表付き!
カナダでは1908年以来長らく採用されていますが、サマータイムの継続については議論されています。理由は住民の心理的なデメリットが予想以上に大きいとか、そこまでエネルギー節約になっていないとかいう理由です。
日本でも1948年〜1951年の間だけ採用されていましたが色々不具合があり廃止されました。2020年東京オリンピック時に復活するかもと議論されましたが、結局見送られています。
カナダとアメリカ国内のほとんどの州・準州ではサマータイムを採用しておりますが、存続が議論されています。
数回か開始日と終了日が変更されており、どんどんサマータイム実施期間が長くなっているのです。
2006年までは、4月の最後の日曜日から10月の最後の日曜日に終了するでした。当時のアメリカの政権が開始日と終了日を早めること決め、同じタイムゾーンを利用しているカナダ各州は、それに合わせる形で期間を長くしております。
また、現在アメリカとカナダではこのサマータイムの有効性と継続に議論が活発になっております。住民の心理的なデメリットが予想以上に大きいとか、そこまでエネルギー節約になっていないという研究発表もあります。
11月に戻す時計の針を戻さすに、そのまま冬を過ごしてしまい、通年1時間足した状態にしようという案がアメリカとカナダで持ち上がっています。
BC州はとりあえず、サマータイムから通常の標準時間に戻さないことを決めてはいるそうですが、アメリカ太平洋側の州とあわせるの前提とのことです。そのアメリカのカリフォルニア州がまだサマータイム存続を決めているため、このままですと、2021年11月に標準時間に戻る予定です。
オンタリオ州も似たような感じで、2021年3月14日にサマータイムを開始させるが秋に終了させずにそのまま続行とすると宣言していますが、隣のケベック州、米国ニューヨーク州も合わせるとの条件付きだそうです。経済圏としては、ニューヨーク州とケベック州の大きさは無視できないですからね。
BC州の北方ユーコン準州は、2020年3月に、2020年11月1日に時計を戻さないことを決め、戻していません。最近カナダでサマータイムを実質廃止した地域です。ここは、冬にアメリカ西海岸とBC州と時間が違う事に対して、経済に影響がありませんからね。
サスカチュワン州の州旗 – Wikipediaより。
カナダで一部の地域だけ、サマータイムを採用していません。その州は、
カナダ中央の大草原地帯に位置するサスカチュワン州です。*画像はサスカチュワン州の州旗です。
人づてで聞いた噂ですが、採用していない理由は、「家畜や穀物は、サマータイムの時間調整に合わせてくれないから」さすが、農業が主産業としている州だけあります。確かに1時間ずらして行動してくれるのは人間だけで、動物と植物は時計など見ないですからね・・・・。
サスカチュワン州は、サマータイム期間はアルバータ州と同じで、それ以外はマニトバ州と同じとなります。
BC州の北部にあるテリトリー(準州)は、サスカチュワンと逆で、冬もサマータイムをそのまま続行します。(2020年3月より)
このエリアは、11月第1日曜日に時計を巻き戻したり、3月第2日曜日に時計を進めたりもうしません。夏の時だけ、BC州と同じ時間帯です。
また、一部の州境地域では独自の時間帯を定めていることがあり、サマータイムをしていなかったりしています。
Chetwynd、Creston、 Dawson Creek、 Fort Nelsonと Fort St. Johnはサマータイムを採用しておらず、時計の調整をしていません。というのが、夏の間は隣接しているアルバータ州と同じ時間帯にするためです。これらの町はどちらかというと、アルバータ州と生活圏の繋がりが強いからです。冬は他のBC州と同じ時間帯です。
サスカチュワン州自体はサマータイムを導入していませんが、CreightonとDenare Beachという町はサマータイム採用しているマニトバ州と隣接しており、マニトバ州の時間と合わせる形で3月第2日曜日と11月第1日曜日に時間を変えています。
2021年のサマータイムは3月14日早朝2時にスタートして11月7日早朝2時に終了します。時間帯が変わることにより、睡眠時間に影響を与えるので、サマータイムが始まる3月8日は早めに眠るのが得策かもしれませんね!
次のAutumn Backまでには、コロナ禍も終息することをねがって、安全に楽しんでくださいね。
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