日本でセールスマンとして働いていましたが、その時から海外でマーケティングを勉強する事を考えていました。セールスはおもしろい仕事でしたが、より仕事の可能性を広げるためでした。海外には興味はありましたが、海外経験はインドに一人旅しただけなため、英語力はほぼ素人。そこで、9ヶ月から1年間の留学計画を立てました。

心配事は、お金と英語力。お金があれば長期滞在できますが、そうはいきません。英語力があれば、すぐにビジネススクールに入れますが、そうはいきません。そこで、物価が安く、他の英語圏の国に比べて学校の数が多いカナダを選びました。

ESLを3ヶ月間申し込み、その間でバンクーバーのビジネススクールを探しました。たくさんある中でも、マーケティングを専門とする学校は多くはなく、４校のトライアルレッスンを受けた後、Ashton Collegeに決めました。理由は、プレゼンの多さとクラスの雰囲気でした。学校が厳しいため、中途半端な気持ちで入学する生徒が少ない点は私にとって刺激的でした。

Ashton Collegeの24週間のディプロマコースを受講しました。振り返ると、常に課題があり、平日は夜2時頃まで勉強する日もありました。ただ、課外授業や、プレゼンの打ち上げ等、厳しい学校生活の中でも、メリハリがありました。とにかく、24週間突っ走ってきた感じです。

私の場合は、英語を勉強するために海外に来たのではなく、ビジネスを英語で勉強するために来たので、英語の上達も早かったように思います。学校以外では、ネイティブのサッカーチームに入ったり、好きなドラムをするためにバンドに入ったり、各国の友達とパーティをしたり充実しました。ホームステイもとても親切なところで、英語環境で暮らせた点でも完璧でした。自分から積極的に環境を作れば、運も味方につくと思います。