夏の最盛期と比べると、
すっかり人の姿がなくなった
ボードウォーク辺り |
街路樹の葉が散り始める頃、バンクーバーの長雨が始まります。スキー場がオープンするまでのちょっとの間アウトドアーはお休み?それでも、雨の合間に時々気まぐれな太陽が現れる日は、やっぱり戸外に出てリフレッシュしたいものです。
魚を売っている船着場へ向かう |
そんな時私が良く出かける場所は、リッチモンド市の南にある港町スティーブストンです。この街は海に面している立地のせいか、ダウンタウンやノースショアで雨や雲もりの日でさえ陽がさすことの多い所です。それと、ここにかつてカナダへ入植した日本人移民の街があったからでしょうか、この街にやって来るとなんとなく落ち着く感じがするんです。夏の週末には観光バスでやって来る観光客の姿は、さすがにこの時期になるとなくなり、お天気の週末でものんびりした雰囲気が漂っています。
エビを売っているボート。
値段の交渉は当たり前。 |
そしてもう一つの私のお目当てが、新鮮な魚を買うこと。 船着場に止まっている漁師の船から直接魚を買えるのも漁師町のスティーブストンならではの楽しみ。この時期はなんと言っても、サーモン!時々、筋子を売っている船を見かける事もあります。それにこの時期なら魚を買った後に少々お散歩してても、魚が悪くなる心配もないですから。
通りには小さなお店が並んでいる。 時々日本語っぽい名前を目にすることもある。 |
実際、魚だけでなく、街の通りにはアンティークのお店やセンスの良い雑貨店、それにおいしいジェラートやケーキの美味しいお店があるので、ついつい寄り道したくなります。そうして「今年のクリスマスのプレゼントは…」などと、思いをめぐらしながら、ゆっくりお茶できるのもこの時期まで。そう、もうすぐ1年で一番忙しい月がやって来るそれまでの、ちょっとした息抜きの週末なのです。 本当なら、この時期にクリスマスショッピングを済ませておけばいいんですが・・・。毎年のように「今年こそ早めに用意しておこう」って思うんですが、きっと毎度のことながらクリスマス直前までバタバタしそうです。