今週のカナダ留学 Q & A

Q: 英語圏の短大または大学に入学するためのTOEFL点数取得を目的とした留学を考えています。どのような学校が最も効果的でしょうか? コースの詳細や受講期間もお知らせください(横浜市H.Hさん21歳)


カナダジャーナル留学クラブ
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A: 語学学校、専門学校、カレッジとほとんどの学校がTOEFL対策のコースを設けていますが、コースの特徴や受講期間、そして授業形式等は学校により様々ですので、まずはどのような学校が自分にとって最適か考えてみましょう。

語学学校:
総合英語や実践英会話に重点をおいた語学学校では、英語学習の延長プログラムとしてTOEFL対策クラスを設けています。1日1.5時間から3時間のクラスで、通常はフルタイム(1日コース)の選択科目として受講しますが、パートタイム(半日コース)でこのクラスのみ受講することも可能です。テスト対策というよりは、TOEFLを英語教材として使い、さらに学問的な英語力を伸ばすという感じなので、授業形式も講義がほとんどです。受講するにはある程度の英語力(上級レベル)が必要で、学校によっては、その学校の上級レベルコースを終了しないと受けられないところもあります。受講期間は1ヵ月単位です。

テスト対策専門校:
点数をより重視したテスト対策専門校では、TOEFLコース自体がレベル分けされており、1クラスの人数も比較的小人数(5人から8人程度)です。授業時間は1日3時間から3時間半程度で、授業内容は問題を数多く解くことでテストに慣れ、いかに短期間で点数を伸ばすかに重点をおいています。授業形式は、講義と実習を均等に行いますが、英語学習というよりは、クイズを解くコツを教えてくれる塾のような学校と言っていいでしょう。入学基準の英語力は中級以上で、3ヵ月で目的の点数に達することを目指します。

専門学校、カレッジ:
専門学校やカレッジでは、大学編入準備コースを設けています。このコースは大学への入学条件を満たすだけではなく、実際に大学の授業についていくための勉強のコツも授業内容に取り込んでいます。授業時間は、午前と午後のフルタイムで、午前の3時間は読解と討論、リスニングとノート採り等、大学の授業に似たカリキュラムを組んでおり、午後の3時間はTOEFL対策向けの授業が行われます。受講するには、上級レベルの英語力が必要です。受講期間は、3ヵ月から5ヵ月が一般的です。

TOEFLスコアは短大、大学の入学条件として通常必要ですが、学校によっては必要ないところもあります。短大、大学の中には語学学校と提携をし、提携校の上級レベルを終了すれば、TOEFLのスコアなしで入学できるところもありますので、TOEFLスコアが足りない人は、まず自分の希望している大学に付属のESLがあるか、または提携している語学学校等があるかどうか調べてみると良いでしょう。

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Q: 大学を1年休学してカナダで英語をマスターしたいと考えています。語学学校の選び方のコツを教えて下さい。また、入学試験はあるのでしょうか。どの地域を選ぶかも迷っています。(神戸市 S. T. さん)


 

A: 学校を選ぶには、まず取りたいコースや好みの環境を決めると焦点が定まってきます。例えば、英会話を中心に学ぶか、文法や筆記を含めて総合的に英語を学ぶか、TOEFLやTOEICテスト準備も行うか、就職を考えてビジネス英語も取るか、少人数制が良いか、規模が大きい伝統のある学校が良いか、などです。

各種のアクティビティーや、クラス後に気楽に参加できるカンバセーションクラブなどを行っている学校もありますので、これも選ぶポイントになります。
アクティビティーは、各種スポーツ、週末の小旅行、ゲーム、パーティー、エンターテイメントなどいろいろです。

なお、1年間留学する場合はじっくりとり組めますから、最初は一般的な英会話から始め、その後により中級・上級者向けのコース(例:ビジネス)を取るなど、段階的に目標を定めると良いでしょう。

語学学校には入学試験はありません。一般英語コースであれば、初心者から上級者までだれでも入学できます。初日にテストを行い、レベルにあったクラスに入る事になります。英語力テストで良い結果が出なくて低いレベルのクラスに入っても決して落胆する必要はありません。自分のレベルより高いクラスに入って苦労するより、多少余裕を感じて授業を受けられる方が楽しく学べます。

地域を選ぶ際は、まず都会が良いか、田舎が良いかを決めてください。
また、カナダは国土が大きく、地域によってライフスタイルがかなり違いますので、観光情報なども含め、情報を出来るだけ多く集めて検討してください。


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Q: 23歳の社会人です。キャリアアップを目的に1年間カナダに留学し、2、3ヶ月語学学校に通った後で、ビジネスかTESLのコースを取ろうと思います。この両方のコースが取れるような学校はあるでしょうか。費用も知りたいです。(O. T. さん 東京)


 

A: ビジネス英語とTESLを取れる学校は多くあります。カナダ国内に数ヶ所キャンパスをもつ2校を例にとってご紹介します。

K校はバンクーバー、ビクトリア、トロントにキャンパスをもつインターナショナルカレッジで、ESLの他、TESLやインターナショナルオフィスアドミニストレーションなどを行っています。入学は毎月可能です。
費用はESLは$1200(月)、TESLは $3350(3ヶ月+実習1ヶ月 )、インターナショナルオフィスアドミニストレーションは$4400(4ヶ月)です。ESL以外はTOEIC650点以上が必要となります。

W校はバンクーバーとトロントにキャンパスをもつ語学学校で、ESLの他、TESL,インターナショナルトレード、ビジネスコミュニケーションなどを行っています。
入学は毎月可能です。
費用はESLは$1170(月)、TESLは $3300(3ヶ月+実習1ヶ月 )、インターナショナルトレードは$3300(3ヶ月サティフィケート)$6300(6ヶ月ディプロマ)、ビジネスコミュニケーションは$3300(3ヶ月)です。ESL以外はTOEIC700点以上が必要となります。

1年間の留学であれば、ESLを最初3ヶ月とり、その後でTESLとビジネス系のコースを3ヶ月から4ヶ月ずつ取れば、非常に効果的な留学ができると思います。


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Q: 2年間の予定でカナダで福祉関連のコースを受講しようと考えています。福祉関連の職場で働くことが希望です。福祉関連のコースは大卒でないと受けられないのでしょうか。インターンシップやボランティアも希望です。


 

A: 福祉関係は医療関連からソーシャルワーカー的な分野まで幅が広いので、まずは分野を定めてコースを選択する必要があります。福祉関連のコース例としては、公立カレッジで行っています。コースの例としては、在宅ケア、医療・福祉施設エイド、法律管理アシスタント、看護士などが挙げられます。コース期間は8ヶ月から1年ぐらいで、大卒でなくても受講できるものから、この分野ですでに職場経験を持っている人を対象にしたものまでいろいろです。

いずれのコースも中級以上の英語力が必要です。英語力が不足している場合は、こうしたコースを行っているカレッジのESLコースを取った後で目的のコースに入れば良いでしょう。

コースにインターンシップが含まれているものもあります。ボランティアの場合は、学校の紹介を受けたりご自身でリサーチして、受け入れ先を見つけることができます。ただし、ボランティアとは言え大きな責任がある分野ですので、受入れ条件が厳しい場合もあります。


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Q: 来年からカナダの高校に入学する予定になっていますが、学生ビザを申請するときに後見人が必要です。後見人はどうやって見つければいいのでしょうか。
(東京 O. K.さん)


 

A: 未成年(州によって18歳未満または19歳未満)がカナダに留学する場合は、留学する地域内に後見人(カストディアン)が必要になります。後見人は両親の責任・権利・義務を代行する大切な役割を果たします。

後見人を探す場合、留学先の学校に依頼したり、留学エージェントに依頼する方法があります(学校が引き受けない場合もあります)。

留学先の学校が後見人を引き受ける場合、一人の担当者が留学生全員を引き受けることがほとんどです。また、学校が直接引き受ける代わりに学校が斡旋するホームステイファミリーが引き受ける場合もあります。

学校が後見人を引き受ける場合の利点は費用が安いことです。その反面、名目上の後見人なため、実際にはきめ細かい対応を望めないことがよくあります。
留学エージェントの場合、最大の利点は日本語が通じてきめ細かい対応が期待できることですが、費用が高いことが欠点です。

未成年の留学には、周囲のアシストが不可欠です。後見人を選ぶときは、 どのような対応をしてもらえるか詳しく問い合わせ、不安感のない後見人を選んでください。

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