アメリカ 留学体験記

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絶対負けねぇ留学生!!アメリカ留学


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川田圭介
兵庫県立星陵高校卒。ノースキャロライナ州Mars Hill Collegeを経てアーカンソー州のHenderson State Universityに入学。Athletic Training専攻。趣味はバレー、サッカー、バスケ、野球、テニス、ゴルフなど。将来の目標は日本のプロスポーツチームのトレーナーになり、“いいお父さん”になること。
ブログ: gannbareore.blog84.fc2.com
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いつからだろう、
右側車線に慣れ、授業では最前列の席に座り、空港で迷うことなく乗り継ぎできて、世界中の友達が作れ、英語でばか笑いできるようになったのは。
アメリカに来て1年と5ヶ月。未だに見えない敵と戦い、見えない何かを追い続けてる毎日。毎朝同じ時間に起き、授業へ出て、トレーナーの仕事を終え、図書館へ行く。どう考えても“いい生活”とは呼びづらい、がしかし、自分の選択を悔いたりはしない。
人生を変えるとも言えるだろう一大決心。そう、“留学”。

今の自分が自分であって、この先の自分が自分であるために僕はアメリカという広大な大地で今日も背伸びでポーズする。

遠い昔のような気もするが、1年半前。僕はアメリカの地を踏んだ。日本で存分に好き勝手生き、外のことを何も知らない自信過剰な男は新たな人生を、新たな地で始めようとしていた。アメリカへ持ってきたもの、日本で培った“自信とプライド”。それだけ。「これさえあれば、俺はやってける!」友の前で大口叩いて日本を発ったものの、“自信とプライド”門出にあたってこれほど不必要なものはこの世にない。

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ブログを運営してるうちに良く聞かれる質問がある。「留学するには何が大切ですか?」と。もちろん、僕も1年半前は同じ事を質問していた。不安を少しでも和らげたくて。「やっぱり英語が必要不可欠よな…」と自分の無の英語力を渡米前に嘆いたこともあった。しかし、今僕がその質問に答えるなら、「一番大切なのは“こころ”」ですと。当たり前だと言われるかもしれないが、僕はダンコ言い切る。当たり前ではない。英語力、もちろんあるに越したことはない。しかし、今の自分を見てみたら、「英語力?関係ない」
大げさなことは言わないが、英語力がホントになかった自分でも、努力の成果もあってか、今では英語に対するコンプレックスもなく、授業だって問題ない、英語で真剣な関係も築けた。それは単に努力のお陰ではない。“こころ”だと信じてる。

僕が入学した大学、Mars Hill College。日本人のほとんどいない学校。日本語が0の環境で生活をしていたら、嫌でも英語を喋らざるをえない。と同時に、自分の醜さと小ささを知る。つまり、どん底を知る。円卓テーブルで食事をしていても、会話に参加できたためしがない。授業が、全く分からない。むしろ…友達が出来ない。まぁ考えてみれば当たり前で、例えば日本の大学に来てばっかりの、日本語が全く喋れないアフリカ人と友達になろう!と言う気にはならない。少なくとも僕はそういう気にはならない。そのどん底から這い上がる時に必要なもの。英語でもなく、お金でもなく、プライドでもなく、こころである。

倒れても立ち上がる負けないこころ、負けたくないこころ。それ1つさえあれば、全て乗り越えれる。英語も後からついてくる。差別にだって負けたりはしない。どん底を知って這い上がってくる者がなぜ強いかというと、一本筋の通ったこころを持ってるからだと、僕は信じている。(つづく)

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