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ウィスラーでジップトレックに挑戦!


渡辺優子
渡辺優子(わたなべゆうこ)
2007年2月から9月までワーキングホリデーでトロントに滞在。その後バンクーバーに移る。
東京下町出身、祭り好き。根っからの食いしん坊。活字がお友達。
幼い頃からの夢はフードライターになる事だが、大学時代、就職氷河期にぶちあたり無難な一般企業を就職先に選んでしまい、その後パン屋アルバイト、フランスへワーホリ一年滞在、再び企業受付と職を転々とする。自分が本当に何をしたいのか、日本にいたいのか海外にいたいのか。海外が好きなことは間違いがないが、その為には英語力が必要・・自分を見つめ直すため、また英語とフランス語を両方使いたい!と、思い切ってカナダへ再びワーホリで渡航。カナダで吸収したものを表現していきたい!
ジップトレック

私は昔からスポーツ観戦が大好き。
特に、オリンピックは夏開催のも冬開催のもそれぞれ見所があって、たまらない。
幼い頃、夏はロサンゼルスオリンピックの男子100メートル、冬はカルガリーオリンピックのフィギュアスケートを見て興奮したのを昨日の事の様に覚えている(年がばれるのであまり言いたくなかったのだが・・・)。

ワーホリの滞在の後半を、バンクーバーに決めたのも2010年開催の冬季オリンピックがバンクーバー、ウィスラーであるから見てみたかったと言っても過言では無い。ウィスラーは、世界的に有名なスキーリゾート。そして11月中旬に入り、例年より早めにゲレンデがオープンした!「これは行かない手は無い」と、バンクーバーからウィスラーまで、バスで行ってきた。

こう書くと、私がいかにスキー又はスノーボードを楽しんできたか、と想像されているだろう。ところが、私は今まで一回もスキーをした事がない。 では、ウィスラーで、スキーが出来ない人間に、一体何ができるか? それは、Ziptrek(ジップトレック)。もし、高所恐怖症で無いのならば、本当にこのアクティビティーをお勧めしたい。
さて、ではZiptrekとは何か。
これは、今の所ウィスラーでしか体験できないアクティビティーで、簡単に言えば渓谷を挟んだ森から森へ、一本のケーブルをつたって、体一つでターザンの様に滑り降りていく遊びだ。
もちろん、ハーネスを着用して固定されているので、安全だし簡単。体の重みで勝手に加速して、最後はちゃんと向こう岸で待ち構えているインストラクターがストップさせてくれる。加速しすぎる事は無いのでご安心を。

車で10分ほどの渓谷に移動する前に、ウィスラービレッジ(ダウンタウン)のゲレンデで練習もあるので、全く不安は無い。そして何より、移動している最中に渓谷の下に流れるフィッツシモンズクリーク(小川)や、ウィスラー山、ブラッコム山を鳥目線で見ることができるのだ!楽しいし、本当に気持がスカッとする。全部で練習を除くと4回Ziptrekをするのだが、特に2本目と3本目が移動距離が長く、高さと長さ(350メートル!)に息を呑むが景色をより長く楽しめることだろう。一番最後のZiptrekは高さがあまり無いので、インストラクターが『最後だし、Upside down(逆立ち)してみたら?』とお茶目に薦めてくるが、私はそこまでの度胸が無く断念。でも、今になってしておけばよかったと後悔・・・。
私達7人のグループにインストラクターが二人付き、本当に手取り足取り教えてくれるし、人柄がいい。私たちについてくれたインストラクターは明るいオーストラリア人で、とても親切。ハーネスの付け方から何から、笑顔で教えてくれる。そして、このZiptrekの売りはスリルだけではない。
Eco-Adventuresと銘打っているこのツアーは、まずウィスラーの自然と原生林の生い立ち、また森林伐採による森林の減少の問題など、エコロジーな説明も丁寧にしてくれる。
そして、今回の参加者は私のみ日本人で、後はテキサスから来た小学生の女の子、カナダのニュー・ブランズウィック州からの団体の旅行客に囲まれてのツアーだったので、100%英語環境。そして、なおかつスリルがあるツアーなので、みな口数が多くなり会話がよく弾む。

一期一会の出会いだが私はその瞬間を大事にしたいと思っている。海外にいて、本当に楽しいなぁと思える瞬間だ。
大体、ツアーは3時間ほどで終了。帰り道、オリンピック用のリュージュのコースの近くを車で通りかかり、2010年に思いを馳せてみた。「日本、頑張れ!」
さて、ウィスラービレッジに戻ってきて、やはりよく運動した後は小腹が減る!
そして、食べたのがPoutine(プーチン)。
プーチンは、カナダはケベック州の名物で、でもカナダ全土でよく見かける人気のフライドポテトだ。

プーチン

普通のフライドポテトと何が違うかというと、ポテトの上にチーズと熱々のグレイビーソース(肉汁)がふんだんにかかっている。バンクーバーよりもかなり気温の低いウィスラーでプーチンを食べると、体が温まるし本当に美味しい。日本の冬に焼き芋が人気なのと同じで、気温も味を大きく左右する。ただしカナダサイズなので、量が多いのでご注意を。

イルミネーション

5時くらいで日が落ち、スキーを終えた観光客でビレッジはさらに賑わい始める。イルミネーションはまるでディズニーランドの様。小さい街だが、ビレッジには見所が多い小物のお店やお土産のショップが立ち並ぶ。日本人経営のお店もある。夏はカヌーにハイキング、冬はスキー、またスキーが出来なくてもアクティビティーはいっぱい。ちなみに、私が体験したZiptrekは雨天決行、年間を通して行われている。ぜひ、一回チャレンジしてみてはいかがだろうか?

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