バンクーバーの冬は雨季だ。
毎日、という訳ではないが月の3分の2は冷たい雨が降る。
なので、たまにきれいに晴れて青空がのぞくと本当に嬉しくなって、必ずどこかへ出かけてしまう。また、バンクーバーは山もあり海もあって、晴れるとその景色がくっきり見え、本当に美しい。 街のどこからでも、今の時期なら雪をかぶった山を見ることができる。
さて、では雨の日はどう過ごせばいいのか? これは、私個人的な見解なのだが・・・カフェで過ごすのも良いリラックス方法の一つではないか、と思う。 バンクーバーには本当におしゃれなカフェがたくさんある。もちろん、スターバックスなどはいたる所にある。前にもご紹介したように、紅茶の専門店から何から、本当にバラエティに富んでいる。 そんな中で、私がぜひ、雨の日にお勧めしたいのがおしゃれな4thアベニューにあるカフェ、『49th Parallel』だ。 こちらのコーヒーは、オーダーを受けてからバリスタがコーヒー豆をその場で挽き、淹れてくれる!だから、他店と比べてコーヒーの香りが違う。
また、お店の内装はシックで、天井が高く、天窓がついているので明るい。 店員の愛想もよく、癒される。 さて、ここまで書くと、どこが雨の日にお勧めなのか?と不思議に思われるだろう。 それは・・
ご覧のように、カップが鮮やかなブルーだから。 私の感性は、単純すぎるのだろうか? ただ、私は無類の青空好き。灰色の空の下にいると、知らず知らずのうちに青い空を心待ちにしている自分に気付かされる。そんな私の目に飛び込んできたのが、青いカップを片手に楽しそうに談笑しているお客の姿。 そして、思わず飛び込んでしまった。まるで、青い空に吸い込まれるかのように、お店に入って注文してしまっていた。
店内のカップから、テイクアウトのカップまで全てブルーに統一されている。
色というのは、人間の心理に色濃く影響すると言う。 例えば、スポーツをするときは赤いユニフォームの方が闘争心を高めて良いと聞く。
ブルーは、冷静さと落ち着き、癒しを与えると聞く。 そして、カップの色はもとより、コーヒーへのこだわりも本物。 ブラジルからコスタリカまで、世界各国のコーヒー豆が豊富に品揃えされており、本日私が頂いたのはニカラグア産のコーヒー、オーガニックニカラグアProdecoop($1.75)。
ほど良い酸味が効いていて、苦すぎず薄すぎず、そして香りが抜群に良い。 毎日、灰色の空を眺めてもし、気分が滅入っているとしたら、是非こちらのカフェをお勧めしたい。 味覚と嗅覚、そして視覚から癒される事間違いなし、と思われる。