気取っては見たけど、
テレビはやっぱりアニメチャンネル。 |
バンクーバーには、アジア系スーパーや日系食料品店が多いので日常の生活に不便は無い。さらに、近頃は日本のチェーン店もオープンして、ますます便利になってきている。なかでも「これはありがたい」と思うのが、日本人スタイリストが常勤する美容院。なぜ「ありがたい」と思うのかというと、周りに、カナダの美容師さんに行ったことを後悔したり、見るも無残な姿になったという人たちを多く知っているからだ。実は私、一度もカナダの美容師さんの手に掛かったことがない。
雑誌も日本の雑誌が多い。 |
ところで15、6年前のバンクーバーには2、3軒日本人がいる美容院があったのだが、今ではその倍以上に店舗が増え続けている。最近ではバンクーバーのダウンタウンだけでなく、郊外にもお店がオープンするあたり、やはり日本の技術やセンスがいかに受け入れられているかということだろう。
スタッフもお客も圧倒的にアジア系。
一見日本のお店のよう。 |
さて、クリスマス前に切った髪も伸びて見苦しくなった息子たちを最近オープンした美容院へ連れて行った。いつもは、予約なしで行ける安さと速さを売り物にしている店に行っていたのだが、小学生とはいえ段々お年頃になってきたのか「おしゃれ」にこだわるようになったからだ。予約した時間に訪れると、やさしそうなお姉さんが席まで案内してくれる。鏡の前には数冊の日本のヘア雑誌が置かれている。最初は照れくさそうだったが、すかさずそれらを手にしてパラパラとめくる長男。結局お姉さんにお任せしたようだが、二人とも仕上がりに大満足。次回も「ここへ来たい」と言う。
値段表の中にも「Japan」や
「Japanese」が見られる。 |
日本食レストランだけでなく、次々とオープンするジャパニーズスタイルの居酒屋やラーメン店。そして美容院。利用するのはもちろん日本人ばかりではない。バンクーバーは今「Japan」ブランドがひそかにブームのようだ。