バンクーバーでラーメンを食べるとしたら、間違いなくDenman St.にある金太郎だ。
ローカル新聞「WE」からも”ベストヌードル”に選ばれている。

店内に入ると「いらっしゃーませー」と威勢のいい声。思わず日本かと思うような雰囲気。お店中にラーメンの匂いがして、食欲をそそる。カウンター席に座ると、目の前でラーメンを作ってくれる。

金太郎ラーメンは2000年に誕生した。店長のアキさんは、大阪出身の威勢のいいお兄さん。日本では阪神大震災後の神戸でラーメンの屋台を経営していた。1996年にトロントで永住権を取得し、その後バンクーバーへ移った。そして「日本スタイル」をコンセプトに金太郎をオープンさせた。そんなアキさんのお勧めメニューは、みそベースの野菜ラーメン。値段は$7.95。早速試食してみることに。

注文してから5分もしないうちに、運ばれてきた野菜ラーメンは、すごいボリューム！コーンやわかめ、ブロッコリーに大きなチャーシューが乗った、豪華ラーメンだ。このチャーシューのおいしい事といったら！口の中でとろけて、まろやかで、秘伝のみそスープとよく合う。上に盛られたたくさんの野菜と、麺が絡み合い、美味！食べきれない程のボリュームでこの値段は安い。周りを見渡すと、次々とやってくるお客。多くはカナダ人である。地元バンクーバーっ子に愛されてやまないお店なのだ。
夜となれば、金太郎の前は行列が出来る。待ち時間は10分程だろうか。待ってでも食べたい人気の秘密は、この味にありと確信した。

金太郎ラーメンの秘伝スープはとんこつベース。カナダ産の豚を使っている。そして麺はカナダの上質な小麦で作られている。
ここでメニューを紹介しよう。ラーメンのスープは「こってり」「普通」「あっさり」の３種類から選べる。醤油ラーメン$6.75、塩ラーメン$6.75とお手頃だ。みそラーメンは$7.25、チャーシューラーメンは$9.35から。面白いのがチーズラーメン$8.45。そして夏に嬉しい、冷やし中華$7.75。トッピングも豊富に揃えている。キムチ$1.75、煮卵$1.00、もやし$0.75、バター$0.95、餃子$3.50。

「情熱を持って熱いラーメンを提供するので、是非食べに来て下さい！」（店長アキさん）