通りいっぱいに並んだテント |
夏になると毎週末どこかしらで色々なイベントが行われるバンクーバー。
中でも、私が楽しみにしているひとつに「ファーマーズ・マーケット」があります。所によっては、その地域の町の名をつけた「○○○マーケット」と呼ばれるものもありますが、その内容はだいたい同じようなもの。マーケットはたいてい週末の土曜か日曜に行われ、町の一画を通行止めにしたり、コミュニティー・センターの駐車場や公園で露天のお店が設置されます。今年も、早速始まった「ファーマーズ・マーケット」に出かけてきました。
いかにも手作り風のピクルス |
「ファーマーズ・マーケット」と呼ばれるように、野菜や果物などの新鮮な農産物が並ぶと思われがちですが、それだけではないんです。普段買い物に行くスーパーなんかでは見られないジャムやドレッシング、チーズやオリジナルソースなども売られています。また、クラフト製品やアクセサリー類。つまり手作りの商品が並ぶのが特徴です。加工食品はほとんどが試食できます。中にはパッケージも手作りで素朴なものがあります。クラフト製品も同様に、かなりプロフェショナルなものから、趣味の作品?まで実に様々。今回行った「ラドナービレッジ・マーケット」は、フェリー乗り場やアメリカの国境近くとあって、出店するほうもお客さんも、実に様々なので人気のマーケットです。またライブミュージックやエンターテイメントの催しがあったりして、マーケットというより縁日のような雰囲気といった感じでしょうか。この日はあいにくの曇り空だったのですが、それでも多くの人で賑わっており、その人気の高さが伺えました。
まるでお土産やさんのよう |
今年は天候が不順なせいか、シーズン最初のマーケットは野菜や果物はほとんど見かけず、圧倒的に手作り製品の露天が多く出ていました。しかしこれらを見ているだけでも、楽しいのがマーケットの魅力でもあります。
「あれなら自分でも作れそう」とか、「あのアイディアをちょっと真似しちゃおう」なんて、考えをめぐらしながら。ただ私が実際に買うとなると、やはり食べものになってしまいます。