今回訪れたのは、リッチモンドの南端にある伝統的な漁師町スティーブストン。
バンクーバーのダウンタウンからバスで1時間半ほどの所にある。たくさんの船が停泊している港を歩くと、気持ち良い潮風と海の匂いを感じる。停泊している船の中では、鮭やエビなどの新鮮なシーフードが直売されていて、地元の人たちとの交流を楽しみつつ買い物をすることができる。
周辺にはおいしいシーフード料理のレストランが並んでいる。中でも、水面に浮かぶ”PAJO’S”は、週末になると行列ができるほどの有名なお店。人気のフィッシュアンドチップスは、タラ・サーモン・カレイの三種類から選べる。海を眺めながら、テラスで味わうフィッシュアンドチップスは格別!
この他にも、クラムチャウダーやオイスターフライ、ツナバーガーなどが味わえる色々なお店があるので、ぜひ試してもらいたい。
この町の魅力は新鮮なシーフードだけではない。たとえば、GULF OF GEORGIA CANNERY。かつての缶詰工場が今は博物館となっていて見学ツアーやミニシアターで楽しみながら漁業の歴史を知ることができる。
町の一角には、昔この港で働いていた日本人家族の住んでいた家が、今もなお保存されていて、当時の移民した日本人の暮らしぶりが窺える。きれいな景色を眺めながら歩いていると、いたる所で日本との繋がりの深さを感じることができるだろう。
スティーブストンは、ボードウォークをゆっくり散歩しながら、のんびりとした時間を過ごせる他、ホウェールウォッチングや、サイクリングなどのアクティビティーも楽しめる、半日旅行に最適なスポットだ。