カナディアンライフ

カナダ留学無料カウンセリング日本人一人ぼっち   By Kahoru Noonan(かほるヌーナン) 

秋と、新しいお友達と、ビーバー。



日本人一人ぼっち
庭に遊びに来た鹿

今年の夏は、8月に入ってからはカラッと爽やかな天気が続き、時折雷を伴う短い雨はあったものの快適な夏だった。特に8月後半からはどんどん気温が上がって冷たい水で泳ぐのが嫌いな私でも仕事前に家のボートデッキから湖に飛び込んだくらい暑かった。

母の故郷が南伊豆なので海で泳ぐ事が大好きな私も、だんだん湖で泳ぐ事が好きになってきた。湖で泳いだ後はシャワーが要らないくらいリフレッシュする。
仕事の合間のティータイムはボートデッキで湖を見ながら、その音を聞きながらリラックスするのが毎日の習慣になった。

日本人一人ぼっち
8月の朝焼け

9月初め頃から庭の木々がその色を少しずつ変えていくのが分かり、風の匂いも違ってきた。夏の間は公私共に忙しすぎて本当に「アッ」という間に過ぎて行った感がある。

秋は大好きだし、紅葉を見るのも嬉しいけど、一つ寂しい事がある。前回で紹介した夏にだけオープンするフルーツスタンドも店じまいになることだ。9月最初の連休レイバーデーを最後に、来年の夏まで姿を消す。仲良くなったオバさんとも少しの間お別れ。。。。


日本人一人ぼっち新しいお友達

新しいお友達
この辺りには日本人は独りもいない。一年の内に旅行になど行かず車で遠出もしなかったら一人の日本人とも会えないだろう。だから私にとっては日本人情報はとても大切。
先日あるきっかけがあって、新しいお友達ができた。 家のトラックは燃費が悪くガソリンを捨てて走るのでここから約2時間半くらいかかる所に住んでいらっしゃるそのお友達とはなかなか会うことができなかったけど、先日トロントからの帰りにお邪魔する事になった。メールの交換だけでどうしてもお会いしたくなった女性は40年のバドミントン歴があり、私も高校のときに本格的にバドミントンをやっていた事や、彼女と一緒に住む息子さんが勤めている会社が私が日本で働いていた会社と同じ会社な事など幾つか共通点があってすっかり御家族にまで溶け込んでしまった。その女性だけでなく、優しい旦那様、親切な息子さん御夫婦、素敵なお孫さんたち、本当に良い家族と知り合うことができて何だかボーナスを貰ったみたいに嬉しい!

日本人一人ぼっち
右が被害にあった木、左がビーバーに
少しかじられた後に網を巻いて保護した木

ビーバーの被害
ここではビーバーを見ることは珍しくない。
日本では一度も見たことが無かったので最初は見ると嬉しかったのだけど、現実を見るうちにあまり歓迎できる動物では無いような気がしてきた。
ある日近所の人がボートから家の敷地を見ていたら大きな木が倒されているのを発見して知らせてくれた。ビーバーだ。いくら木がたくさんあるとはいえ無残に切り倒されていく木々を見るのは忍びない。そこで木を守る為に網を巻くことにした。今のところ新しい被害は無いので成功したに違いない。
田舎では自然と戦わなくてはいけない事もある。

記事提供:ウェスト トレック ツアーズ
かほるさんご夫婦が経営参加するツアー会社です。 バスで行く、ロッキーマウンテン、ウィスラー、ビクトリア、トフィーノ、シアトル、ポートランドの旅で一生忘れない思い出を作ってください。 www.westtrek.com

Kahoru NoonanKahoru Noonan(かほるヌーナン)
東京都出身。
日本で勤めていた車関係の会社で出会った一人のカナディアンがきっかけとなり、彼らの文化をもっと知りたくて2002年冬に初めてカナダに来た。とは言え、そのカナディアンの友達が住んでいるのはカナダの東側のオンタリオ州。ガイドブックを見てみると冬のオンタリオはとても寒そうだったので、厳寒にはならないカナダの西側バンクーバーにある英語学校に通うことに決めた。 ツアーで行ったシアトルで現在の夫と出会い、夫の経営する会社でボランティアとして働く事になる。ロッキーマウンテンツアーにガイドとして添乗するようになってから、カナダの自然の偉大さに次第に魅了されていった。2003年5 月に住んでいた家が火事になり、「湖のある家に住みたい」という夫の希望もあって、オンタリオ州に居を移す。バンクーバーに会社がありながらインターネットで会社をオペレートするという変わった方法で会社を維持経営。 家探しの間の約1年間をオンタリオ州Perthに住む夫の父親と同居。この時から夫の父親は大親友となる。2005年2月に念願の湖の上の家を購入後、日本人は私だけという、自然があふれたオンタリオ州の人口200人の小さな町クロイン(CLOYNE)に住むようになる。 kahoru@westtrek.com

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