スキューバダイビングといえば南国の海を思い浮かべがちだが、バンクーバーの沿海は水が澄んでいて、スキューバダイビングファンを魅了している。
そのバンクーバーで、初心者でも参加できるダイビング入門コースがある。

オープンウォーターコースと呼ばれるこのプログラムは、IDC (インターナショナル・ダイビングセンター)が行うもので、エントリーレベルのスキューバダイビングライセンスが取得できる。このライセンスを取ったダイバーは、もっと幅広いダイビングをするためのトレーニングを受けることができるようになる。

期間は6日間で、必要なものは水着とタオルだけ。プログラムにはオリエンテーション、ダイビングの知識習得、プールでの実習、実際に海に出ての実習などが含まれている。

オリエンテーション
病歴診断書にサイン。 質問の中で一つでも“ＹＥＳ”の項目があった場合は診断の受ける必要がある。また、過去12ヶ月以内にダイビングを行っていない人も病歴診断書にサインしなければならない。

ダイビングの知識習得
申し込みの時点で、オープンウォーターコースの教科書がもらえる。コース１日目までに予習し、予習した章に関するクラス講習を行う。各章の終わりに小テストを行う。

プール実習と海洋実習
クラス講習が終わった後に2日間プール講習を行い、機材の扱い方、水中での呼吸、トラブルに遭ったときの対処の仕方を練習。 海洋実習は、ホワイトクリフパークというウエストバンクーバーにあるダイブサイトで2日間行う。 底が砂地で湾になってるので、初心者でも安心して潜れる。アザラシやタコ、サンフラワースターフィッシュやドッグフィッシュなど、バンクーバーの海だからこそ見られる生き物が見られる！

料金
$399.95(CAD) ＋ 売り上げ税（6％） 料金には講習料、教科書代、フルレンタル、施設使用料、ショップからプールと海への送迎費、ライセンス申請料など全て含まれている。（日本でオープンウォーターライセンスを取るために必要な料金の約半額！）

ＩＤＣでは、オープンウォーターコースの他に、アドバンスト・オープンウォーターコース、エマージェンシー・ファースト・レスポンス・プログラム、レスキュー・ダイバー・コースも行っている。

(写真：Ken Kobayashi)