カナディアンライフ

カナダ留学無料カウンセリング日本人一人ぼっち   By Kahoru Noonan(かほるヌーナン)

32時間停電



晴天が続くので寒いけど気持ちの良い景色
晴天が続くので寒いけど気持ちの良い景色

電線が地下に埋め込まれている大都市とは違って、田舎は電信柱と電線がむき出しになっているため、強風、大雪、雷などの理由で停電になることがある。

今回の停電の原因は強風。
停電になってから24時間を越えた時点で2日後に来る友達家族との「おでんと年越しそばでパーティー」の予定を心配しつつ、ロウソクの下でクリスマスの残り物を食べるのも悪くないなと思った。


対岸から到着した湖の氷対岸から到着した湖の氷

こんな田舎では、おでんの材料は買えない。ゆで卵とジャガイモは普段手に入るけど大根、巾着餅、は友達がオタワで調達してきた。練り物は一切無しのこのシンプルなおでんは心がポカポカするほど美味しかった。主人も珍しいと言って喜んでくれた。

この地域では停電になった時の対処が遅い場合があるのでどこの家でも発電機を持っていて緊急時に備えている。うちにも発電機があるので冷蔵庫と冷凍庫、水道を使えるようにしたせいかあまり不便は感じなかったものの、これだけ長い停電だと改めて電気のありがたさに気づく。32時間後に付いた電気に感激した。

湖が吼えた!

白いカリントウの様に氷った葉っぱ
白いカリントウの様に氷った葉っぱ

家のウォークインクローゼット(主に洋服等の収納室)は広いので、そこが私のオフィスになっている。東京で買ったマンションの和室と同じ位の広さの洋服収納室に机とコンピューターと本棚を持ってきて快適に仕事をしている。しかも窓からは湖と対岸の島が一望できるという絶好の仕事場!
クリスマスプレゼントにもらった小さなトランポリンもこの部屋に持ってきて毎日ピョンピョン飛び跳ねている。

絶景や居心地の良さもさることながら一番感動するのは、湖が吼えるのをこの部屋から聞く事ができること。
家の前の湖はわりと大きく水深が深いので氷るまでに時間がかかる。この時期、だんだん氷る湖は氷同士がぶつかり合って大きな音をたてる。わたしはこんな自然の音を聞くたびにカナダに住んでいることに感謝したくなる。この湖が完全に凍ったら湖上スケートをするのも冬の楽しみの一つになっている。

ナイアガラの滝

ナイアガラの滝のホテルの案内板(普段日本語を見る機会が無いので大感激)
ナイアガラの滝のホテルの案内板
(普段日本語を見る機会が無いので大感激)

私の住む町から車で北に5時間行くとケベック州、南へ5時間行くとアメリカのニューヨーク州と結構ドライブで楽しめる。
私の誕生日プレゼントに主人がニューヨーク州との境にあるナイアガラの滝を見下ろせるホテルを取ってくれて、主人の弟ご夫妻と一緒に観光に行った。

ホテルに日本語の案内板があるということはたくさんの日本人が訪れるのであろう。普段公共の場所で日本語を見る機会の無い私は大感激!

有名なナイアガラの滝は閑散とした時期とは言っても私の町クロインとは比べ物にならない華やかさがある。

記事提供:ウェスト トレック ツアーズ
かほるさんご夫婦が経営参加するツアー会社です。 バスで行く、ロッキーマウンテン、ウィスラー、ビクトリア、トフィーノ、シアトル、ポートランドの旅で一生忘れない思い出を作ってください。 www.westtrek.com

Kahoru NoonanKahoru Noonan(かほるヌーナン)
東京都出身。
日本で勤めていた車関係の会社で出会った一人のカナディアンがきっかけとなり、彼らの文化をもっと知りたくて2002年冬に初めてカナダに来た。とは言え、そのカナディアンの友達が住んでいるのはカナダの東側のオンタリオ州。ガイドブックを見てみると冬のオンタリオはとても寒そうだったので、厳寒にはならないカナダの西側バンクーバーにある英語学校に通うことに決めた。 ツアーで行ったシアトルで現在の夫と出会い、夫の経営する会社でボランティアとして働く事になる。ロッキーマウンテンツアーにガイドとして添乗するようになってから、カナダの自然の偉大さに次第に魅了されていった。2003年5 月に住んでいた家が火事になり、「湖のある家に住みたい」という夫の希望もあって、オンタリオ州に居を移す。バンクーバーに会社がありながらインターネットで会社をオペレートするという変わった方法で会社を維持経営。 家探しの間の約1年間をオンタリオ州Perthに住む夫の父親と同居。この時から夫の父親は大親友となる。2005年2月に念願の湖の上の家を購入後、日本人は私だけという、自然があふれたオンタリオ州の人口200人の小さな町クロイン(CLOYNE)に住むようになる。 kahoru@westtrek.com

Top of page

1981-2008 Copyright (C) Japan Advertising Ltd. Canada Journal, All rights reserved.