Olympic Ovalの正面。右手に見える聖火台に
火が灯る日が待ちどうしい。 |
バンクーバーオリンピックまでのカウントダウンが始まった。 市内のいたるところで、五輪のロゴを見かけるようになりオリンピック開催が一段と身近に感じられるようになってきた。
そんな中、リッチモンド市で行われたウィンター・アート・フェスティバルの会場「Olympic Oval」へ出かけた。ここは、スピードスケートの競技場で、昨年末に完成、既に一般公開もされている。そしてこの日は週末の2日間に渡って、無料でスケートが出来るのだ。それもただのスケートリンクとはわけが違う。オリンピックで使用されるアイスリンク!
オリンピック競技場のリンクで
スケートを楽しむ人たち。 |
スピードスケートのリンクが、こんなに広いとはただただ驚きだった。 そこらじゅうにスケートリンクがあるカナダで、こんなに巨大なアイスリンクを私は初めて見た。リンクの周りを歩いて一周するだけでも10数分かかる。リンクの中央部は体育館の床のようになっていて、バスケットコートやフットサルのスペースがある。それも、ほんの一部で、この日はイベントのために一部にはステージが設置されているから、実際はもっと広いようだ。説明によるとアイスリンクだけでなくスポーツジムも併設され多目的スポーツ施設ということらしい。将来はアイススケートだけでなく、屋内スポーツや色々なイベントなどにも使用が期待されそうだ。
トラックの周りには
様々なブースが出ていた。 |
「Olympic Oval」のすぐ横はフレイザー・リバー。
川を挟んだ向こう側は、バンクーバー国際空港があり、離着陸する飛行機が見られるほどの距離。オリンピック期間はセキュリティーが強化されるのだろうが、競技場沿いの川べりはトレイルや芝生がありオープンな造りになっている。これも、オリンピック終了後の市民の利用を考えてのことだろう。リッチモンド市の目抜き通りNo.3Roadには新しい交通システム「Canada Line」の高架が立ち並び、街の様子はここ1、2年で様変わりした。10数年前のリッチモンドを知っている人なら、その都市化された変貌振りには驚かされるだろう。 一部では、オリンピック施設の建設が遅れていることが危惧されているが、本当のところの不安材料は天候だろうと思う。でも、この屋内競技場に関しては準備万全のように見受けられた。
建物の川沿いに面している部分はガラスを取り入れ開放的ななデザインになっている。 |