ユーコンの恵み
ひとりで川旅をしていると(山でもそうだが)食事の時間が一日の中で一番楽しい出来事に思える。川沿いにはやたら流木が多く、焚き火は火災さえ気をつけていれば問題なく可能なので、釣った魚の残りのグレイリングを燻製や干物にして行動食にしていた。
グレイリングの他に良く釣れたのがパイクという魚で、川の流れが少ない草などが生えている淀んだ場所に多く生息しているようだ。このパイクはフッシングの経験が少ない僕でも一端ルアーにヒットすると引きがとても強く、ゲームフィッシングとしてもとても楽しい。
パイクには斑点がある。カマスみたいだがもっと大きい。 |
ただし注意しておかなければならないのは、必要な量だけ確保すればいいことで、不必要な魚まで釣ると困る事になる。
パイクは歯が鋭く生命力もすごい。釣り上げた後にルアーをはずす時はしっかりトドメをさしてからはずさなければ噛みつかれたら怪我をする。
パイクをホイルに包みこんで、レモンと香辛料で燻す |
棒で頭をしっかりたたいて、動かなくなったから大丈夫だろうとルアーに手をかけて噛まれたことがある。気絶していたり死んだフリしてたりとなかなかしぶとい魚である。
味は、個人的には大好きであるが川旅中に出会った人たちのほとんどは、決してうまくはないと言っていた。
グレイリングは、丸焼きで。 |
小骨も多く曲者であるが、カレーにパイクの切り身を入れてパイクカレーにすると実に美味かった。
杉田えいすけ さん
福岡出身。九州産業大学で写真を専攻。自転車、登山、ロック・クライミング、カヤックが大好き。現在、税理士の資格取得に力を注ぐ福岡の自転車メッセンジャー。“九州のへそ”人吉で税理士事務所の設立とマイ・ログハウスづくりを夢見る。
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