カナダ総督に、拍手!


 
ミカエル・ジャン

イギリスの女王を君主としているカナダには、イギリス女王の名代として国の代表を務める総督がいる。現在のカナダ総督は、黒人として始めて総督に選ばれたミカエル・ジャンだ。ハイティ共和国から避難民としてカナダに来た人で、もともとは人権運動家として知られていた。
オバマ大統領がカナダを訪問したときは、二人とも黒人ということでたちまち意気投合して、大きな笑顔で話し合っている様子が発表されて話題を呼んだ。

この総督が、先月カナダの先住民族が住むヌヌブットを訪れた際に、アザラシを解体する場に参加し、珍味とされているアザラシの心臓を食べたことで、動物愛護団体から大きな非難を受けた。

この非難に対して総督は、「彼らには彼らが誇る伝統があり、招かれた席で彼らのもてなしを進んで受け入れたことはごく自然な成り行きだった」と答えた。
ちなみに総督は、アザラシの生肉が出されることを事前に知っていたわけではないという。

ミカエル・ジャン総督は、建前で仕事をするのではなく、自分の信念のままに行動することで知られている。「お互いの立場を尊重して違いを祝いあう」カナダの理想を誇りとし、評判や政治的な意図なしにその業務を遂行している、この小柄で美しい総督の勇気に、拍手!

Top of page


 

笑い好きのトップはBC州


 

一緒に笑うことが多いカップルほど関係が長続きするそうだが、カナダ人の約67%は毎日一度はパートナーと一緒に笑うことがあり、25%は週に最低2回から3回パートナーと一緒に笑うことがある。 (カナダ全国の成人1012人を対象に行った調査。イプソス・リード。2009年1~2月)

州別にみると、笑う頻度が多いのはBC州(75%のカップルが毎日一緒に笑う)で、以下、オンタリオ(65%)、サスカチュワンとマニトバ州(64%)、アルバータとケベック州(61%)となっている。

幸福いついての研究で知られるカナダ人、アレックス・ミカロスさんによれば、笑う人ほど寿命も長く人生で成功する率も高い。中学や学校の卒業アルバムで笑って写っている人は、中年になってからも幸せな生活を送っている人が多いそうだ。

Top of page

1981-2009 Copyright (C) Japan Advertising Ltd. Canada Journal, All rights reserved.