Richmond Night Market

バンクーバーの南にあるリッチモンド市で、2000年から行われているリッチモンド･ナイトマーケット。毎年多くの人が連日押し寄せ、夏の風物詩とも言えるナイトマーケットに行ってきた。

場所はリッチモンド市内の北の外れ。倉庫がある空き地でナイトマーケットは開催されている。ナイトマーケットの本場である台湾のものと比べると、スケールや雰囲気は随分と違うが、ナイトマーケット自体珍しいカナダでは、非常に評判が良いようだ。また、中国・台湾文化だけでなく、他の文化を楽しめるのはカナダならではだ。

ナイトマーケットと言えば、なんといっても屋台。どこのお店でも、おいしそうな匂いがする品々が並べられ、あれこれ買って食べたくなる。その中でも私の定番はやはりバブルティ。暑い中、冷たいバブルティを飲みながら、何を食べようかと考えるのが楽しい。色々なものを少しずつ食べられるのもナイトマーケットの醍醐味。前回行ったときには見かけなかったベトナム料理の屋台も数軒あり、ここでも多国籍化が進んでいるようだ。もちろん、例年大好評のたこ焼き屋は今年も健在。具をタコ、イカ、エビ、ホタテから選べるようになっていたのには驚いたが、これはこれで面白い。

食事のブースを後にして、私たちはショッピングエリアに向かった。ショッピングといっても、ちょっと怪しい系の商品がずらり。明らかに誰も買わないだろうと予想されるサングラス、こんな値段で買えるはずはないDVD、そして日本製品を装っているようで装えていない製品でいっぱい。レギンスやソックス、そして電化製品屋も数多くある。要りそうで要らなさそうな、そしてここ以外では絶対に手に入らないだろうと思われる代物が勢ぞろい。買う・買わないは別としてすごく「おもしろい」ウインドーショピングができる。

今年は不景気のため、出店数が随分減ったようで、空き地もチラホラ。それにしてもそれ程広くない場所にこれ程の人が集まる場所は、イングリッシュ・ベイで開かれる花火の日以外はないだろう。このナイトマーケット、9月中頃まで開催されている。まだ行かれていない方、Must Goですよ！