カナディアンライフ

カナダ留学無料カウンセリング日本人一人ぼっち   By Kahoru Noonan(かほるヌーナン)

魚と一緒に



湖から入る公園

網戸に止まった奇妙な蛾
網戸に止まった奇妙な蛾

世界中で地球温暖化が騒がれて久しいけど、ここカナダのオンタリオ州でも6月の始めに30度を越す猛暑になったりした。そう思ったら7月中旬だと言うのに17度まで気温が下がる日もあって本当に「自然」と言うのは読めないから自然なのだろう。

7月には学校が夏休みに入るのでこの小さな町クロインも騒がしくなる。 というのもこの家から3kmほど離れた所にボンエコー(Bon Echo)という州立公園があって、その中には500を越えるキャンプサイトがあるからだ。その州立公園と家とは湖で?がっていて、家からカヌーやボートで州立公園に無料で入ることができる。公園の正規の入り口から入ると一日12ドルくらい泊まれるらしい。

この朝陽が見たいので早起きをする!この朝陽が見たいので早起きをする!

家の前の湖からカヌーで40分ほど行くと大きな岩があって、先住民の描いた絵を見ることができる。歴史的にも貴重なものらしく、州立公園では観光用ボートでお客さんを壁画まで案内している。私達も友達が家に遊びに来てはカヌーやボートでその壁画を見に行く。大きなそそり立った岩ではロッククライミングを楽しむ人たちの姿もしばしば見かける。岩の表情は見るたびに違って見えるけど、いつも変わらないのはその雄々しい姿だろう。

魚と一緒に

ボンエコー州立公園の入り口
ボンエコー州立公園の入り口

この湖はとても深いせいか中々水温が上がらないので、冷たい水で泳ぐのが嫌いな私は真夏の何日間しか泳がないのが常なのに、今年は何故か水温が比較的高くて私でも躊躇無く泳げる。魚の種類も豊富らしく、泳いでいると好奇心で近寄ってくる魚にたくさん会う事ができる。懸命に泳ぐより、プカプカとフラフラとダラダラと泳ぐのが好きな私はまるで魚と一緒に踊っているようだと言われた。魚と一緒にダンスができるなんて最高に嬉しい!

冬の支度

薪を作るために運ばれてきた大木
薪を作るために運ばれてきた大木

ここでは家の中を暖めるために冬の間は暖炉を使っている。夏とは言っても次の、または次の次の冬に備えてやることはたくさんある。暖炉の掃除と薪を切るのもその一つ。

暖炉の薪なんてカナダでは無料だと思っていた。たくさん木はあるのだからただ何となくそういう風に思っていたけど、大間違い。実は結構高い!暖炉の薪でも良い種類と悪い種類があって樫ノ木や楓の木、ブナの木は良く燃えるので高いそうだ。今年注文した木は長いまま来たのでそれを自分達で暖炉に入る大きさに切って、それをまた4つに切って倉庫にしまって置く。乾燥させて1年か2年で暖炉の薪として使えるという。ものすごく大変な作業だったのでお金はかかるけど、4つに切られた薪を今度は注文しようと思う。

記事提供:ウェスト トレック ツアーズ
かほるさんご夫婦が経営参加するツアー会社です。 バスで行く、ロッキーマウンテン、ウィスラー、ビクトリア、トフィーノ、シアトル、ポートランドの旅で一生忘れない思い出を作ってください。 www.westtrek.com

Kahoru NoonanKahoru Noonan(かほるヌーナン)
東京都出身。
日本で勤めていた車関係の会社で出会った一人のカナディアンがきっかけとなり、彼らの文化をもっと知りたくて2002年冬に初めてカナダに来た。とは言え、そのカナディアンの友達が住んでいるのはカナダの東側のオンタリオ州。ガイドブックを見てみると冬のオンタリオはとても寒そうだったので、厳寒にはならないカナダの西側バンクーバーにある英語学校に通うことに決めた。 ツアーで行ったシアトルで現在の夫と出会い、夫の経営する会社でボランティアとして働く事になる。ロッキーマウンテンツアーにガイドとして添乗するようになってから、カナダの自然の偉大さに次第に魅了されていった。2003年5 月に住んでいた家が火事になり、「湖のある家に住みたい」という夫の希望もあって、オンタリオ州に居を移す。バンクーバーに会社がありながらインターネットで会社をオペレートするという変わった方法で会社を維持経営。 家探しの間の約1年間をオンタリオ州Perthに住む夫の父親と同居。この時から夫の父親は大親友となる。2005年2月に念願の湖の上の家を購入後、日本人は私だけという、自然があふれたオンタリオ州の人口200人の小さな町クロイン(CLOYNE)に住むようになる。 kahoru@westtrek.com

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