カナディアンライフ

カナディアンライフ働く母さん、カナダ子育て奮戦記   By Yasuko Garlick(ガーリック康子)

一日は24時間


働く母さん、カナダ子育て奮戦記

また、下の子がお弁当を持って行き忘れた。その日はたまたま、仕事の時間が遅かったので学校まで届けることができたけれど、朝から出掛けていたら、あの子はお昼ご飯抜き?ただ、本当に忘れても、友達がお弁当を分けてくれるらしいので、それほど心配してはいないが、折角作ったお弁当を忘れるとは…。ああ、日本の小学校みたいに給食があればどんなに助かることか…。

働く母さん、カナダ子育て奮戦記

この間の金曜日は、Professional Development Day (通称、Pro-D) だということをすっかり忘れ、仕事を入れてしまった。同じくフリーランスの夫も、ミーティングで私より先には戻れそうにない。前々日に、慌てて友達のお母さんたちに電話をかけまくり、預かってもらうことを頼んだ。ホッと一安心。

今日は今日で、子供たちの小学校でPTAの仕事をし、家に帰り、朝から始めた洗濯を終えて時計を見ると、出掛けるまであと1時間しかない。お腹も空いている。もう、晩ご飯の用意をする時間はない。また、夫に頼むか…。夫も忙しいのでちょっと申し訳なく思いつつ、メモを残して出掛ける。

働く母さん、カナダ子育て奮戦記

夕方から学校へ行く日なので、10時過ぎに家に帰るまで出掛けっぱなし。子供たちの水泳とピアノのクラスには、早めに仕事を切り上げて夫が連れて行く。子供たちは、お父さんが作った晩ご飯を食べ、シャワーを浴びて寝る準備。この時間帯がちょうど休憩時間にあたるので、私から家に電話を入れる。電話で「おやすみ」を言ってから、教室に戻る。先週から電話を入れるようになったのは、私が帰るまで起きて待っていたことがわかったから。それでは睡眠不足になってしまう。

10時半に家に戻り、明日の準備をしながら、私の一日が終わりに近付くのだが、毎日スケジュールを立てていても、すべて予定通りに行くことはまずない。時間に追われて一日が終わってしまう日が多い。さて、明日は何が起きるやら…。

注1
こちらの学校の教員研修日。平日、月曜か金曜にあたることが多い。この日、子供たちは休校。

注2
こちらでは、12歳以下の子供(たち)だけで出掛けたり、留守番をしてはいけないことになっている。つまり、親は毎日学校への送り迎えをすることになる。

次号へ続く

Yasuko GarlickYasuko Garlick(ガーリック康子)

おもに翻訳、通訳、チューターを生業とする2児の母。夫はカナダ人。
数カ国に滞在後、カナダ在住6年目。
最近、カレッジに通い始め、次の目標に向けて勉強中。



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