今回はバンクーバーのPGICのUpper-IntermediateレベルのESLクラスに体験入学をした。
まず2人一組での課題のチェックから始まった。
これは毎朝の光景で宿題の他に毎日課題があり、知らない単語を最低でも5個は意味を調べ理解し、例文を作ってくるというものだ。そしてクラスで生徒同士の教え合う行為によって調べた単語への理解が深まり、またパートナーから教えてもらう事でさらに語彙が広がる。毎日語彙を増やしていくのはそう簡単ではないので、一石二鳥で嬉しい。課題の作業が終わった後、授業は文法の時間となった。ここでも先生は生徒が調べてきた単語を使って例文を作ってくれるので、繰り返し覚えて行く事で語彙力が上がる効果が期待できそうだ。
先生は自分自身の日常体験を交えて楽しく授業を進めてくれるのでとても親しみやすいクラスの雰囲気だ。
当校の人気コースはホテルや旅行会社での実践的なoral対応を学ぶHospitality Englishコース、日本で人気上昇中の小学校で英語を教えるための資格がとれるJ-SHINEコース、そしてワーキングホリデーの生徒に人気の、カフェでの仕事に必要なスキルを学ぶCafe Training Skillコースがある。これらのコースは必ず一時間目に一般英語を学ぶ時間があるので、英語力と即戦力となるスキルが同時に学べるコースとして大変人気だそう。クラスの国籍の割合は日本人が多い印象だが、厳しいEnglish Policyが守られており、TOIECのオフィシャル試験会場となっている事もあり、英語力を上げようと真剣に取り組む日本人同士との切磋琢磨できる環境である。そういった理由からリピーターの学生も多いそうだ。また、珍しいワークショップが日本人新入生対象に開催されている。『なりたい自分になる』をメインテーマに3つのワークショップで海外での自己成長を支援するものだ。一つ目はメンタルレディネスと言って、英語環境で生きる心構えを身につけ日本での生活様式との違いを認識するワークショップである。
二つ目はアサーティブネスといって自分の意見を主張し、相手の意見を冷静に聞きながら様々な状況に対応できるコミュニケーションスキルを身につけることを目的にしている。三つ目はアクティブリビングといって『社会性』を身につける目的である。バンクーバーの市のイベントや文化活動、スポーツの探し方を紹介し、カナダの習慣を身につけ社会制度に理解をし友達や人脈を広げる目的としている。ネイティブスピーカーとの交流の場が少ないESLの学生にとって嬉しい、地元のカナディアンとの英会話クラブが放課後開催されている。このアクティビティは学校の外でリラックスしたムードで会話を楽しむことが出来大変人気だそう。後悔のない留学生活を送って欲しいと学校からの熱いサポートは、モチベーション高く保つことが期待できる環境だ。