今回はバンクーバーにあるセントジョージ・インターナショナルカレッジ(SGIT:St. George International College)のCIJPのクラスに体験入学した。
CIJPとはCanadian Industry Jargon Programの略で、ワーキングホリデーの生徒を対象とした、短い期間でESL+仕事探しのコツをマスターを目指す2ヶ月のプログラムのクラスだ。
ワーキングホリデーで来てイチからの仕事探しをする人はわからない事だらけで戸惑う事も多いだろう。この授業ではカナダの経済活動や文化、レジュメやインタビューの準備、また言葉遣いに重点を置かれたクラスだ。
今回受講していた生徒は全員がワーキングホリデービザを持つ生徒だった。プログラムの後はカフェやホテル、銀行等の受付を目指すと積極的に話してくれた。
建設会社の社長の経験を持ち、先生の経験も5年以上持つLilly先生はとてもパワフルでポジティブなエネルギーにあふれている。先生の話し方はとてもクリアーで聞き取りやすく、単語もビジネス上よく使用されているプロフェッショナルな言い回しで授業を進めてくれる。この日はビジネス上必須となるボキャブラリーを勉強し、カスタマーサービスに必要なサービススキルの意見交換がクラスで行われた。
頻繁にプレゼンテーションの場がクラスで行われているせいか生徒は人前で話す機会に慣れている印象で、実際のインタビューに度胸がつく事に繋がるトレーニングにもなっている。どのようなビジネス環境でも自信を持ってタスクを乗り切るといった趣旨があるため、生徒の言葉遣いや言い回しに対してひとつひとつ丁寧に修正する先生がとても印象深かった。
SGICはカナダに2校ありトロント校は600名を越える生徒数で、バンクーバー校は出来て1年経ったところだ。英語以外を話してはいけないポリシーが厳しく守られ、少しでも母国語を話すと即うちへ帰すといった対応をとられている。教師陣の真剣な思いの、コミュニケーションスキル向上はいつか現地で働く生徒へ大きなバックアップとなっている事を感じた。