夏が来て
例年よりもずいぶんと暖かい春を迎えたオンタリオ州は5月始めというのに早くも夏のような日差しの日が続く。空気が綺麗な為か日本の8倍とわれる紫外線は肌にジリジリと伝わってきて帽子とサングラスがないと居られない。それでも空気が乾いていて吹く風は心地良い程に涼しい。
帰ってきたビーバー
オンタリオ州の田舎ではブラックフライという小さな虫がこの時期発生するものの大量のトンボが勢い良く虫を食べてくれるのでトンボはとてもありがたい友達だ。
気候が暖かくなってくると動物の活動も活発になってきて見ているだけでも飽きない。毎年の様にこの湖にやってくるビーバー家族の去年はまだ小さかった赤ちゃんビーバーが今年はもうだいぶ大きくなっていて無事に冬を越えてまた一段とたくましくなった気がする。
口いっぱいにヒマワリの種を頬張るリス
見ている分には可愛いチップモンクと呼ばれるシマリスは手からヒマワリの種を取ってその種を両手で持って両頬を一杯に膨らませて食べる。でも庭に植えた野菜や花の種を根こそぎ食べてしまう食いしん坊なので可愛い可愛いとだけ言っている訳にもいかない。チップモンクが大量に発生すると捕まえて遠くまで放しに行かなくてはならない。近くに放してはまた戻ってきてしまうかもしれないのでなるべく遠くに放すけどここのところのガソリン代の値上がりであまり効率が良くないのも確かだ。
スーパームーン
スーパームーン
5月5日にはカナダからもスーパームーンを見ることができた。夜の8時10分頃にベランダに出てみると普段よりもだいぶ大きな月が湖の対岸から昇ってきた。30%明るいと聞いていたけど、この時期夜の8時はまだ明るいので月事態が普段より明るかったかは定かではない。それでも大きな月はとても幻想的に見えた。
新鮮な牛レバーと鹿肉
この辺りには自給自足をする人もいて肉の全ては自分達で処理したり野菜など大抵の物は自宅で作っている。私の職場にも趣味は乗馬で広い敷地で牛や鳥を飼い、野菜を作りシーズンには猟にでかける人から大量の新鮮なレバーと鹿肉をいただいた。
理由は彼女がレバーが大嫌いなことと、日本人の私には鹿肉は馴染みがないと思ったとのこと。レバーは新鮮な為か臭みが無く南蛮漬けにして食べたらとても美味しかった。鹿の肉はワインとスパイスで1日漬け込んでバーベキューにしてみた。思ったよりも臭みが無くて柔らかい肉の味には驚いたけど、あのバンビを想像してしまってあまり食欲がわくものでは無かった。