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ジャコウウシのふるさと 最果ての冒険地サマーセット島


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サマーセット島

北極圏を 800 キロ北上したところにあるサマーセット島(ヌナブト準州に属するカナダ北部の北極諸島で、面積は24,786km²の無人島)は、氷山の浮かぶ海をカヤックで進んだり、真っ白なベルーガが潮を吹く姿をウォッチングしたり、マウンテンバイクに乗ってジャコウウシの群れを目撃できる冒険の宝庫だ。


サマーセット島サマーセット島には、紀元1000年頃にチューレ人が住んでいた遺跡が残っている。1851年にイギリスの探検家ジェイムズ・クラーク・ロスが探検し、1930年にハドソンベイ会社が拠点を建設した。その後、無人島になったが、最近は自然愛好家の間で話題を呼ぶ観光スポットになってきている。

カナダの極北地区に生息し、この島でも見ることができるジャコウウシは、カナダに最も古くから住み着いている哺乳動物といわれ、約 9 万年前にシベリア半島から移動してきたと考えられている。黒褐色で長い体毛を持ち、その体毛は羊のものと比べ丈夫で 8 倍暖かく、カシミアよりも上質と言われている。
  その数はカナダだけで 8 万 5 千~ 9 万頭と言われ、古くから、極北で暮らす人々や、捕鯨のために極北を訪れる者の食料や衣類として数多く殺されてきたが、1900 年初頭には絶滅の危機に瀕したため、カナダ政府は 1917 年にジャコウウシを絶滅から救うための法律を設定した。

白夜の光の下で、太古の時代から極寒の環境で生き抜いてきたジャコウウシの群れを眺める・・・・。謎めいたチューレの遺跡で鯨の骨で造られた住居跡を訪れる・・・・。
サマーセット島は、疑うことのない地球上に残された数少ない冒険地だ。


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