カナディアンライフ
カナディアンライフアイウエオな毎日 その33 By Michelle Igarashi

理難題、言うのはいつもバカばかり」


無理難題、言うのはいつもバカばかり バカという言葉はよく成績の悪い人に言われる言葉ですが、ほんとうの意味のバカは、世に言うお利口な方た ちの中にたくさん存在しているように思います。政治家、学識家、批評家、教師、などなど人の上に立つ人ほどその立場を利用して 私利私欲名誉欲に振り回された言動が目立ちます。自分の立場を利用して、自分より弱い相手や対抗する相手に無理難題をふっかけては、できないことを罵ったり、ばかにしたり。子供のわがままより始末が悪いことを堂々としています。結果、肝心なことは何一つ進まず、時に混乱させ、挙句何もならない、または決裂し状況を最悪に持ってゆきます。

無理難題、言うのはいつもバカばかり本当に頭の良い人は自分の 行動を制御できる人です。相手の意見を聞き、自分の中できちんと分析して言動を決めることができます。自分の立場だけを優位 にするのではなく、相手を読んで時に引き下がり、時に推し進めて、最終的に相手も納得できるような、また両者の利益をきちん と確認できるような展開に持って行ける人こそ、ほんとうに頭の良い人といえるのではないでしょうか。元来指導者とはそうある べきですし、そういう人がなるべきだと思います。残念ながらそうではない人が政治家の中にもたくさんいますね。選挙の時は理 想的なことを山盛り言っても、当選してしまえば、己の立場を安全にすることが第一になり、己の保守だけに回ってしまう。その くせ、態度だけは大きくなって、人を見下す、公共を利用する、情けないかぎり。こんな人はいくら立派な学歴や職歴を持ってい ても意味がありません。

無理難題、言うのはいつもバカばかり 指導者とは、人の上に立つのではなく、人と同じ目線に立てる人です。あらゆる人のあらゆる目線にたって種々の考察を出来る人。どうして、こういう人がなかなか出てこないのでしょうねぇ。こういう人が政治家になるなら、世の中もう少し変わるかもしれないのですが。ある現存する小国では、政治指導者は半年ごとに任期が交代し、再選はなし、その後継には絶対家族はなれない、という国がありました。大きい国ではこのやり方はむずかしいでしょうが、再選なし、はいいかもしれません。任期を長く設定しても良いので、そのかわり、途中任期に国民投票をして是非の判断をしてもらうのもいいかもしれませんし。これだけデジタルの進んだ世の中ですから、大切な決議には、国民投票もくわえるのもいいと思います。YESか、NOかを家庭の電話や個々のPCで十分行える時代ですから。 一度当選してしまえば、なんでも密室会議で決まってしまうような政治の体制はもっともっとかえてゆくべき ではないでしょうか。



Michelle IgarashiMichelle Igarashi
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