Mさんはカナダに来て4ヶ月ですね。クラスや生活には慣れましたか?
今のところは順調にいっています。英語の勉強の方も、厳しすぎず緩すぎずのペースで
しっかり学べて自分に合っていると思います。私は特に文法が苦手だったのですが、この4ヶ月でだいぶわかるようになったなーと実感していますし。
今はもう飲食店でアルバイトも始めたので、勉強とアルバイトを両立させながらうまく生活できているかなと思いますね。
留学するまでは日本でどのようなお仕事をされていたのですか?
私はホテルでの仕事をしていました。お客様と関わる中で、どうしても外国人の方への接客など英語が必要な場面が多いので、それが留学を考えたきっかけでもあるんです。
前の職場の人たちも、私の留学をすごく応援してくれていて、留学後はまた戻ってきて一緒に働こうとも言ってくれていて・・・有難いですよね。
私もこの仕事が好きなので、学校を卒業した後は、バンフやロッキーに移動して、ホテルで観光客のお客様相手に頑張ってみたいなと思っています。
とても充実していることが幸枝さんの表情から伺えますがこれまでトラブルなどはなかったのですか?
そうですね。細かなトラブルはたしかにありました。
例えば、一緒に暮らしているChineseオーナーの家では、なかなか文化や習慣の違いで
最初は「えっ?何で?」と思うこともあったりとか、それらを英語で話し合って解決していくのも一苦労でしたよー。
だけど、それなりに乗り越えてきてるなって思います。
カナダに来てどういうところが自分の中で変わったと思いますか?
私、もともとすごく考え込んでしまうタイプで自分一人で悩んでしまう傾向があったんです。でも、考え込んでしまう時はたいてい結果うまくいかない。それがわかったので、こちらに来てからは、何か問題があったり、つらい時は、いったんその問題からあえて離れるということを心がけてます。いったん問題から距離を置いて、視野を広げて客観的に問題を見直すことで、また違った角度で解決策が見えたりするんですよね。
それが私の一番のうまくいっている理由なのかなと思います。
最後にこれから留学したいと考えている方向けに一言お願いします。
Vancouverの場合、日本人にとってもすごく住みやすくて快適で、楽しいこともいっぱいあるからその分誘惑もあります。ちょっと気を抜くといくらでも楽しんで終わるだけの留学になってしまうんです。
そういう誘惑に負けずに、ぶれない精神でいることが、本当の意味で留学を成功させられる秘訣なのかなと思います。
それに、人生の中で留学なんてそう何度もできるものじゃないですよね。
だからこそ、1度の機会を大事にしていきたいと思うし、これから留学される方にもそういう気持ちで留学生活を送ってもらいたいなと思います。
編集長からMさんへ
“ホームステイ先で文化の違いから、誤解やトラブルが生じることはたくさんあります。それを慣れない英語で解決するのは、当事者にとってはつらいことですが、あとから振り返ってみると、そのときの努力がきっと自分を一回り大きくしていることに気が付きますよね。これからも前向きに留学生活をすごして、その経験をぜひ帰国後に職場で活かしてください”