【前回のあらすじ】
サラは出世コースを歩み出した。ワーキングホリデーの身分では、そのサラの右腕になることはできないのがヒロミちゃんには悲しい。でも、できる範囲内でベストを尽くすことをヒロミちゃんは決心した。

ヒロミちゃんは昔、OL時代に簡単な簿記をやらされたことがある。今回サラの手伝いをする中でカナダの会計の仕事に少し慣れたため、もっと専門的な知識をサラから吸収することにした。サラも自分のやる気を買ってくれるだろうと期待しながら、ヒロミちゃんはサラに言った。

しかし、サラの答えはヒロミちゃんの予想とはまったく違っていた。

悪気があって言った雰囲気ではなかったが、あまりに冷たく感じてショックを受けたヒロミちゃんは、帰宅一番、スティーブの意見を聞いてみた。

いつものようにゆっくり話を聞いてくれた後でスティーブが言った。

スティーブの意見まで同じとあって、ヒロミちゃんはますますショックを受けた。一生懸命学ぼうとしているのを助けるのは、上司の役目なのではないだろうか。日本人と欧米人の考え方の違いなのだろうか・・・。

考えた挙句、ヒロミちゃんはデイビッドに会ってみることにした。日本で働いたことのあるデイビッドだから、きっと何かいいアドバイスをくれるだろう・・・。（続く）

ご紹介する単語やフレーズは、この物語のシチュエーションにマッチした英訳です。 シチュエーションによっては様々な単語やフレーズがあるので、類語辞典などを使って調べてみましょう。