つい最近、トロントからバンクーバーに移動してきた私にとって、新しい街をぶらぶらするのはこの上なく楽しい。友達から、前世はジプシーじゃないかと言われる位、私は見知らぬ土地に行くのが大好き。ワーホリの良い所は、滞在が最長一年許されるのでいろんな都市に滞在出来る事だと思う。10月1日、7ヶ月住んだトロントからバンクーバーへ移動。そして、その次の日にはロッキー山脈と湖を見たくてバンフへバスで小旅行へ出た。そして、その一週間後にはビクトリアへフェリーで1泊2日の小旅行へ。我ながら、タフ・・しかし、日本からロッキー山脈、ビクトリアへ行く費用や手間を考えたら、思い立った日にすぐ絵葉書の様な景色に巡り合える、そんな長期滞在は、本当に魅力満載だ！

上の写真は、ロッキー山脈近郊にあるエメラルドレイク。バンフに着いてから、地元の日本人ガイドの方と他のツアーの方々と一緒にロッキー3大湖を小さなバンで巡った。ロッキー3大湖といえば、レイクルイーズ、モレイン湖、エメラルドレイク。その中で、私の一番のお気に入りはこのエメラルドレイク！レイクルイーズとモレイン湖は割合標高の高い場所にある湖なので、秋だとすでに雪が積もっていて、雪景色は綺麗だが湖の色はそんなに明るくない。でも、このエメラルドレイクは季節に割りと左右されず、その名の通りエメラルドに光る。モレイン湖の色はサファイアの様で青く光り、エメラルドレイクは日が差すとますますエメラルド色が濃くなる。
ガイドの方いわく、たとえこの湖の水を家に持って帰って、お風呂に入れて光をあててみてもエメラルド色に見えないらしい。不思議でしょう？この湖水の中には何千年も昔に氷河が溶けたときに一緒に岩肌が削り取られ、その岩肌の細かい粒子が浮遊していて、ある一定の日光を浴びると粒子が反射して青く見えたり緑に見えたりするらしい。ガイドの方が、『今日はここ最近で一番良く晴れて、山の頂もくっきり見えて湖も綺麗に見えて、みなさんラッキーですね！』と言っていた。昨日は、吹雪だったそうな・・・でもそのお陰で、モレイン湖では雪化粧した針葉樹林と群青色に光る湖のコントラストを楽しめたのだが。私が二番目に好きな湖、モレイン湖の写真です。

ガイドに連れられて少し山を登った所から見たモレイン湖。ちゃんとスニーカーを履いていったが、少し雪が積もっていてさらに急な上り坂で、滑りそうになって怖かった。途中でロッキーに生息する鳴きうさぎ(Pika)がきーっと鳴いていて、その姿を一目でも見たかったが足元ばっかり気にして、結局鳴きうさぎを見られなかった、それがロッキーで唯一の残念な事！！