<プロフィール>
みの　ようすけ
石川県金沢市出身
ウィニペグ在住
ボストンでの経験を経て
2002年よりRWBで活躍
映画や日本のドラマを見ることが趣味。

3月20～22日、由緒あるロイヤル・ウィニペグ・バレエ団（RWB）がバンクーバーにやって来る。

RWBが繰り広げる夢の世界、ピーターパンの公演がクイーンエリザベス劇場にて決定！日本人のソロリスト、ピーターパン役に抜擢された三野洋祐さんのインタビュー、その模様をお伝えします。

「バレエダンサーの道を選ばれた理由は？」という月並みの質問に対し、洋祐さんのさらりとした回答。
「踊ることが好きだから。」

9歳の時、お母さんからの「ビックリマンとドラえもんを買ってあげるから、バレエ教室に通わない？」がきかっけで、金沢市伏見台にある金丸明子バレエ教室に通い出す。

18歳、日本を飛び出し、バレエ留学で渡加。「うちは、母親が英語の教師なんです。なのに、自分は英語が全くできなかったんですよ。」とカナダに来たばかりの思い出を語る洋祐さん。「でも、バレエ学校は英語のみ。それで、一日中過ごしましたから、自然に英語は覚えました。」と当時のエピソード。英語で、困った記憶もないとか。「悔いのない生活を送っているんですよ。」と、とてもポジティブな態度がすがすがしい。

そんな彼にも去年ある事件が。舞台で、アキレス腱を切ってしまうという不運に見舞われる。「6ヶ月間休むことになりました。でも、それはそれでやることがあるんですよ。練習で忙しくで出来なかったことをしたりと・・・」とピンチをチャンスに変えることができる素晴らしい才能の持ち主ぶり。

子どもたちにこのショーを見て欲しいと語る彼。これから、ダンサーになりたいと思っている子ども達へのメッセージは「自分が踊っている理由を常に心に置くこと。」

また、役柄については、「この役で気をつけていることは、疲れを見せないこと。」白鳥の湖でピエロ役を演じた経験もある彼、きっと、元気な役柄がぴったりなのでしょうね。子どもから大人まで楽しめるこのショー。是非お見逃しなく！