・海外大学進学準備・留学生体験インタビュー ・海を渡った高校生 ・クロストーク

神徳　真理子
（こうとくまりこ）さん　26歳
イングリッシュスクール・オブ・カナダ
在学中

　私は、現在トロントにあるイングリッシュスクール・オブ・カナダという語学学校で大学編入プログラム（CTP）を受講しています。
この12週間のコースを修了すると、私が進学を希望するジョージブラウンカレッジにTOEFLやIELTSのスコアなしで入学できるのです。

　授業の内容は、論文の構成の仕方、ノートのとり方、アカデミックライティング・リーディングとその要約、プレゼンテーションの構成と発表の仕方などです。通常のESLとは違い先生の話すスピードは速く、宿題も毎週２本の論文、そのうえ毎日のレッスン内容に応じた課題など多くあります。私は日本でかなり英語の勉強をしていて（TOEICは810）英語圏の友達も多いので、そんなに問題はないだろうと高を括っていました。ところが、CTPコースで勉強して「英語ができる」のと「大学の授業についていける」のとでは全く違うことが分かりました。論文やプレゼンテーションはHOW TO を知らないと、人に理解してもらえるものに仕上がりません。英語の論文は日本の論文とは全く構成が違って、多数ある「型」に応じて論じなければなりません。 大学では英語を話せること以上に、いかに効率よく「読む・書く・聞く」ことが重要なポイントなのです。日本にいる間に私がやっておいて良かったと思うのは、文法です。ちなみに、CTPコースでは文法の勉強は一切せず、既に知識があるものとして授業が進められますが、文法力なしに「読む・書く・聞く」はできません。 TOEFLやIELTSのスコアを取得し入学条件を満たしている方にも、大学入学前にアカデミックな英語を学ぶ準備コースをお薦めします。備えあれば憂いなし、きっと目からウロコですよ。